桜井記紀万葉歌碑原書展 [2014年12月01日(Mon)]
奈良県桜井市には、山の辺の道を中心に、64基の記紀万葉歌碑が建立されています。11月26日〜30日まで、あべのハルカス近鉄本店(近鉄アート館)で、その原書展と講演会が開催され、29日に出かけて来ました。
![]() チラシの裏面(近鉄桜井駅の観光案内所で入手) ![]() 歌碑の建立は、当時の池田榮三郎市長と保田與重郎(桜井市出身の文芸評論家)の呼びかけにより昭和47年から始まり、その揮毫者は文学者(久松潜一、犬養孝ほか)・作家(川端康成、井上靖ほか)・画家(安田靫彦、小倉遊亀ほか)・学者(湯川秀樹、朝永振一郎ほか)など昭和を代表する各界の方々です。 これまで万葉故地巡りで多くの歌碑を見てきていますが、今回、64基もの歌碑の原書(一部拓本)が一堂に集めて展示され、それぞれに歌の原文・現代語訳と村田右富美先生の解説も掲載されており、じっくりと鑑賞できました。このような企画はこれまで無かったかと思います。その図録も制作販売されていたので有用な資料として買い求めました。 桜井市の万葉故地は何度も訪れていますが、最近では11月6日(山の辺の道)、8日(忍阪)にも出かけました。その時の記事(次のURL)にも今回展示の歌碑の写真をいくつか載せています。 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/924 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/925 更に、この日は午後から坂本信幸先生の「桜井の万葉歌 ー 万葉の歌ここに始まる」と題する講演も聴講できました。 |
Posted by
katakago
at 06:48