CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
<< 2020年11月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
マチカネワニ・サミット2014(大阪大学シンポジウム) [2014年11月17日(Mon)]
IMG_0214m.jpg

 大阪大学豊中キャンパスの理学部建設現場から、大型ワニ「マチカネワニ」の化石が発見されて今年で50年になるのを記念して、昨日(11/16)、「大阪大学シンポジウム マチカネワニ・サミット2014」が開催され参加しました(場所は豊中市立アクア文化ホール)。

 発見されたのはちょうど大学に入学した年(教養部は同じ敷地内)でしたが、関心もなかったのか当時の記憶はほとんどありません。
 昨年、大阪大学総合学術博物館の展示を見る機会があり、40万年も前の大阪の地に、このような大きなワニ(体長6.9〜7.7m、体重1.3t)が生息していたことに興味を持ちました。それと、命名(Toyotamaphimeiya machikanensis)が『古事記』の神話に出てくるワニの化身とされる豊玉琵売に由来するのも関心を持った理由の一つです(神話のワニはサメと解釈されていますが)。
 昨年の関連記事は
     ↓
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/753

 この日のシンポジウムでは、講演者は全て大学院生から准教授の第一線の若手研究者でした。第1部で、クリストファー・ブロシュー博士(アイオワ大学准教授)が、「日本で発見されたトミストマ亜科マチカネワニの古生物地理学と進化における重要性」と題する基調講演をされました。久しぶりの外国人の講演でしたが、小林快次博士(北海道大学准教授)が分かりやすく通訳されたので、興味深く聴くことが出来ました。
 最古のトミストマ亜科は、ヨーロッパで5000万年〜5500万年前の始新世の地層から発見され、いくつかの原始的なトミストマ亜科は、アメリカの東海岸からも発見されており、海を渡る能力があったと考えられるとのことでした(この点は大変興味深く思われます)。

 第2部の林 昭次博士(大阪市立自然史博物館学芸員)の「骨の内部組織から探るマチカネワニの謎」と題する講演では、骨の内部にその動物の進化や生態を知るための情報が見られるとのことでした。骨を輪切りにするとその成長線の数より年齢が、その間隔から成長の速度を、ワニのうろこの骨の渦巻き状の有無よりオス・メスが分かるようです。ちなみに阪大のマチカネワニは、オスで、43歳くらいで死亡したと推定されるとのことでした。

 主催者によると、ワニは恐竜に比べ人気が低いのでどの程度の参加者があるか心配したとのことですが、小学生から年配者まで幅広い年代の多くの参加者が見られました。

 ロビーではマチカネワニの下あごの化石のレプリカが展示され、手で触れるようになっていました。
IMG_0215m.jpg

 マチカネワニは、その後日本の各地で発見されており、その場所がパネルで展示されていました。
IMG_0221m.jpg

 同じ大阪府内の岸和田市からは、マチカネワニと同じキシワダワニが1994年に発見されています(マチカネワニより約20万年古い)。
Posted by katakago at 20:20
この記事のURL
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/928
コメントする
コメント
プロフィール

katakagoさんの画像
カテゴリアーカイブ
リンク集
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/index2_0.xml