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平成26年度瀬戸内海文化を考える会(10/25−26) [2014年10月27日(Mon)]
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 「瀬戸内海文化を考える会」の5周年記念事業が兵庫県立淡路夢舞台国際会議場で開催され今回初めて参加しました(上の写真は開演前に訪れた百段苑、右後方がウェスティンホテル淡路)。

 この会は、設立趣意書によれば、「瀬戸内海に関係する文化施設や団体等を軸に、瀬戸内文化圏の枠組みによる文化の共有と情報発信を目的とするコンソーシアム設立を目標に、瀬戸内海の将来にわたる文化振興、地域振興について考えることを目的とする」とあります。

 会の代表の坂本信幸先生による挨拶
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 会の設立の背景には、新不老橋(あしべ橋)建設にかかわる和歌浦景観保全訴訟や鞆の浦景観保全訴訟とも関係があるようです。前者は万葉学者の故犬養孝先生も原告側の証人として出廷されるも、平成6年に原告請求を棄却する判決となりました(但し、歴史的景観に初めて言及)。後者は、平成21年に原告勝訴の判決が出されました。当時の朝日新聞の記事(2009.10.13)には、判決の骨子にふれて、「鞆の景観の価値は私法上保護されるべき利益であるだけでなく、瀬戸内海における美的景観を構成するものとして、また文化的、歴史的価値を有する景観として、いわば国民の財産ともいうべき公益である」とあります。この日の会には、鞆の浦景観保全運動に中心的に関わられた戸田和吉さん(鞆の浦万葉の会代表)も出席されており、懇親会の席上で当時を振り返り現在の課題にも触れて挨拶されました。

 第一部の基調講演「兵庫の海と歴史・文化」では、影山尚之先生が「万葉集における兵庫と海」と題して、大森亮尚先生が「畿内と畿外・都と鄙」と題して話されました。 
 
 第二部の「座談会 ー 兵庫の歌と文化」には、女優の檀ふみさん、歌人の佐佐木幸綱先生、龍短歌会代表の小見山輝氏とコーディネーターの坂本信幸先生が参加されました。ちなみに、檀ふみさんは、かつて坂本先生らが監修されたNHKのテレビ番組「日めくり万葉集」に出演されたことがあります。
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 檀ふみさんによる柿本朝臣人麻呂の覊旅歌八首の朗唱
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 これらの歌について、檀さんの質問に坂本先生が応える形で歌の解説がなされました。
次いで、佐佐木先生が、畿内・畿外の境界としての明石大門、藻塩焼く松帆の浦や伝説の地として印南が詠まれた万葉歌の解説をされました。訓詁解釈とは別の歌人としての話で興味深く聴きました。小見山 輝氏は、淡路島の歌人 川端千枝の歌について話されました。

 懇親会の会場で(ウェスティンホテル淡路)
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 ゲスト出演者として挨拶される檀ふみさん
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 2日目はバスで淡路島の記紀・万葉の故地を巡り、日本丸に乗船して鳴門の渦潮を見学しました。
 見学場所は、石屋神社 → 絵島(車中より)→ 天王の森(伝 崇道天皇埋葬地)→ おのころ島神社 → 淳仁天皇陵(車中より)→ 伊弉諾神宮
 
 天王の森(伝 崇道天皇埋葬地)にある常隆寺
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 延暦4年(785)に藤原種継暗殺事件に関与したとして廃太子となり、淡路への配流の途中で亡くなった桓武天皇の同母弟早良親王(延暦19年に崇道天皇と追称)の怨霊を慰めるために桓武天皇の勅願により建立(延暦24年)されたそうです。

 おのころ島神社で影山先生による説明
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 おのころ島の比定地としては、沼島(三原郡南淡町)、絵島(津名郡淡路町)、沖ノ島(和歌山県)などの諸説があるようです。

 うずしお観潮は、日本丸に乗船するも途中でカメラが故障し、肝心のうずしおの写真を掲載できません(次の二枚は陸上から見た大鳴門橋と日本丸)。
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Posted by katakago at 17:25
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