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飛鳥を愛する会(現地講座二日目)ー 飛鳥から巨勢路・葛城古道を巡る [2013年04月22日(Mon)]
 2日目は二台のバスで葛城山麓の史跡と万葉の舞台を巡りました。コースは、近鉄橿原神宮前駅(出発8:30)→ 磐余池推定地 → 巨勢寺跡 → 阿吽寺 → 水泥古墳 → 栄山寺 → 一言主神社 → 鳥谷口古墳 → 近鉄橿原神宮前駅(17:20頃帰着)
 集合時間が早く6時前に家を出なければなりませんでした。朝方まで降っていた雨も出発のころにはやんでくれました。盛りだくさんな見学場所で同行の講師の先生方から、詳細な資料とともに詳しく解説していただきました。以下訪問場所のいくつかを載せておきます。

 磐余池推定地(発掘現場は埋め戻されていました)での坂本先生による万葉歌の解説
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 昨日の和田先生の講演にもありましたが、大津皇子関連の万葉歌を『日本書紀』・『懐風藻』等の関連記事を交えながら解説していただきました。
 一昨年の現地見学会の記事に堤跡の写真を掲載しています。
        ↓
  URL https://blog.canpan.info/inagawamanyo/daily/201112/17

 巨勢寺塔跡で岡崎先生による解説
IMG_3767L.jpg
 創建時期は遺跡出土の古瓦より白鳳期頃のようで、この地の豪族巨勢臣が造った寺とみられています。塔の心礎の中央には円柱孔があり、その中に同心円の三重の溝が穿たれ、それを連結させる溝によって水を心礎外に排出する構造になっている。中心には舎利を納める孔があいている。

 阿吽寺での大島先生による万葉歌の解説
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 阿吽寺の万葉歌碑(揮毫は犬養先生)
IMG_3777L.jpg
【歌碑の文字】 巨勢山乃 列列椿 都良都良尓 見乍思奈 許湍乃春野乎
【読み下し文】 巨勢山の つらつら椿 つらつらに 見つつ偲はな 巨勢の春野を (坂門人足 @‐54)
【口語訳】 巨勢山の つらつら椿を つらつらと 見ながら偲ぼうよ 巨勢の春野を
 大宝元年(701)9月に太上天皇(持統天皇)が紀伊国に行幸された時の歌で、椿の花のない晩秋ではあるが、花咲く春のさまを思い遣ろう、と詠われています。

巨勢寺跡西南1.7kmの所にある横穴式石室を伴う円墳の見学(解説は岡崎先生)
 水泥南古墳
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 石室内には、玄室と羨道にそれぞれ一基ずつの家形石棺がおかれ(玄室の石棺は二上山の凝灰岩、羨道の石棺は竜山石)、羨道の石棺の蓋の縄掛け突起には蓮華文があり、古墳文化と仏教文化の統合の一例として注目されています。
 水泥塚穴古墳(西尾氏邸内にある)
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 石室内に入って見学できました。民家の敷地内にこんなに大きな石室をもつ古墳があるのは驚きです。
 出土品の展示(西尾氏邸内)
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 須恵器や金銅製の耳環等が展示されていました。

 一言主神社では影山先生による解説
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 『記紀』に記された雄略天皇と一言神主神の説話と、葛城地方の万葉歌について解説していただきました。
境内にある万葉歌碑
【歌碑の文字】 葛木之 其津彦真弓 荒木尓毛 憑也君之 吾之名告兼
【読み下し文】 葛城の 襲津彦真弓 荒木にも 頼めや君が 我が名告りけむ (J‐2639)
【口語訳】 葛城の 襲津彦の弓の 荒木のようにしっかりと 頼りにする気であなたは わたしの名を人に話したのでしょうか
   葛城古道と一言主神社および万葉歌碑の関連記事は
           ↓
    URL https://blog.canpan.info/inagawamanyo/daily/201204/27

 鳥谷口古墳(当麻町染野字鳥谷口)
IMG_3849m.jpg
IMG_3863m.jpg
 築造時期は7世紀末と考えられ、石槨の石材は石棺蓋の未製品が転用されている。大津皇子の再葬場所とする説(和田先生)があります。

 
Posted by katakago at 21:58
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https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/583
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