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アセビ(馬酔木)の花 [2013年03月25日(Mon)]
IMG_3450m.jpg

 アセビ(つつじ科)の花が咲いています。万葉歌には、あしびとして10首詠まれています。
巻二十には、中臣清麻呂(式部大輔)の家で宴が催された時に、あしびが詠まれた次の三首があります。
【歌】 鴛鴦の棲む 君がこの山斎 今日見れば あしびの花も 咲きにけるかも (三形王 4511)
【口語訳】 おしどりのすむ お宅のこの庭園は 今日見ると あしびの花も 咲いていますね
【歌】 池水に 影さへ見えて 咲きにほふ あしびの花を 袖に扱入れな (大伴家持 4512)
【口語訳】 池水に 映った影までも 美しく咲いている あしびの花を 袖にしごき入れよう
【歌】 磯影の 見ゆる池水 照るまでに 咲けるあしびの 散らまく惜しも (甘南備伊香 4513)
【口語訳】 磯影の 映っている池水も 照るほどに 咲いているあしびの 散るのは惜しい
 題詞には、山斎(しま)を属目して作る歌三首とあり、山斎は林泉・園地で当時の貴族の邸内には大規模な庭園を築造したものがあったようです。『新潮日本古典集成 萬葉集』の解説によれば、一首目では庭園の風情を賞することで主人を讃え、二首目では前歌のあしびの花に焦点をあてて、庭園の見事な風情を強調し、三首目では散るばかりのあしびの美しさをいとおしみつつ結びとした、とあります。

昨年のあしびの記事には他の歌を載せています。
     ↓
  URL https://blog.canpan.info/inagawamanyo/daily/201203/29

Posted by katakago at 11:46
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https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/556
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