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ヤブツバキも開花 [2013年03月09日(Sat)]
 このところ例年になく暖かい日が続いていますが、ヤブツバキがやっと咲き始めました。昨年よりも遅い開花です。
IMG_3238m.jpg
 椿が詠まれた万葉歌は3/4付けの記事(上巳の日に大伴家持が詠んだ歌R-4152)を載せていますが、ここでは、大原真人今城(兵部大丞)の家で宴が催された時に、上司(兵部少輔)である家持が詠んだ歌(S-4481)を載せておきます(この歌の椿の原文の表記は都婆吉)。
【歌】 あしひきの 八つ峰の椿 つらつらに 見とも飽かめや 植ゑてける君 (S-4481)
【口語訳】 山の尾根尾根に咲く椿、そのつらなる椿ではないが、つらつらにと念入りに拝見しても見飽きるものではありません。これを移し植えられたあなたというお方は(口語訳は『萬葉集釈注』による)。
 「あしひきの 八つ峰の椿」は「つらつら」を起こす序で、庭前の景を讃美することによって宴の主人である今城を招かれた家持が讃えた挨拶歌。

 昨年のヤブツバキの記事は
     ↓
   URL https://blog.canpan.info/inagawamanyo/daily/201203/08



 今日の午前中は、これまで行事が重なって植えそびれていたジャガイモの種イモ(4種類)を植え終え、午後からは万葉の講演会に出かけて来ました。
 音楽サロンTSUBAICHI(代表:岡本三千代さん)の主催で、村田右富実先生(大阪府立大学教授)が、柿本人麻呂の「泣血哀慟歌をよみひらく」と題して講演されました(於 阪大中之島センター)。
 巻二に、柿本人麻呂が、その妻が死んだ後に泣き悲しんで作った歌二首と短歌が載せられていますが、この講演では最初の長歌(A-207)と反歌(A-208,209)が取り上げられました。
 はじめに、歌は基本的には虚構の世界であり、その一瞬一瞬の感情を切り取るのを得意とする(物語や小説とは異なり)と述べられたうえで、歌の解説をされました。人麻呂が妻を亡くした男の立場で(第三者に見せるために)作った歌と考えられていますが、「この長歌には過去の表現がほとんどなく(使いの言葉の中にのみ一か所)、一瞬一瞬の積み重ねが現在形でつながってゆき(読み手にとってはあたかも自分が経験しているように語られ)、最後に完了形で終わっている(最後にそれが過去のことだったと気づく)。」との指摘は、これまで意識することなく読んでいましたので、大変興味深く聴かせていただきました。
Posted by katakago at 22:05
この記事のURL
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/542
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