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多田小学校にある碑「稽古照今」 [2013年02月19日(Tue)]
 午前中多田小学校で会議があり出かけて来ました。退職後こちらに帰ってより何度も学校には来る機会があったのですが、あらためて正門前の校庭に建てられた碑の文字が目に留まりました。これまでは運動会、文化祭、盆踊りなど賑やかな行事の折りであまり気にしなかったのかもしれません。
IMG_2928m.jpg
(碑の写真、下の校章は清和源氏ゆかりの笹竜胆に學の字)

 碑面の文字は「稽古照今」と書かれており、揮毫は当時(昭和53年)の兵庫県知事坂井時忠によるものです。多田小学校は昭和53年に創立百周年を迎えており、それを記念してこの碑が建立されました。
 「稽古照今」は『古事記』の序から採られています。序は三段からなり、第一段は神代からの天皇の歴史をふり返り、第二段は天武天皇のもとでの『記』の撰録の始まりが述べられ、第三段では元明天皇にいたってそれが完成したことが記されています。碑文の文字は、第一段終わりの次の個所から採られています。
【原文】 ・・・・雖歩驟各異、文質不同、莫不稽古以縄風猷於既頽、照今以補典教於欲絶。
【読み下し文】 ・・・・ 歩(あゆ)むと驟(うぐつ)くと各異(おのおのこと)にして、文(かざ)れると質(すなほ)なると同じくあらねども、古(いにしへ)を稽(かむが)へて風猷(をしへ)を既に頽(おとろ)へたるに縄(ただ)したまひ、今を照らして典教(のり)を絶えむと欲(す)るに補(おきぬ)ひたまはずといふこと莫(な)し。
【口語訳】 ・・・・ 治世に緩急あり、華美と質朴の差はあったけれども、いにしえに鑑みて風教道徳の既に崩れてしまったのを正しくし、今を照らして道と教えとの絶えようとするのを補わないということはなかった。
(以上、『新編日本古典文学全集 古事記』より)





Posted by katakago at 14:50
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