• もっと見る
<< 2024年04月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
淡路島へ一泊旅行 [2013年02月08日(Fri)]
 妻の誕生日に合わせ、淡路島まで車で出かけてきました。このシーズンの淡路島3年とらふぐを食し温泉につかるのが主目的です。

 ところで淡路島は国生み神話の舞台でもあり、また万葉歌にも詠まれています。

 IMG_2808m.jpg
 宿泊先の洲本温泉に行く前に、慶野松原(南あわじ市松帆古津路)にある万葉歌碑を訪ねました。歌は柿本朝臣人麻呂の旅の歌8首のうちの一首です。
IMG_2804m.jpg
【歌】 飼飯の海の 庭良くあらし 刈り薦の 乱れて出づ見ゆ 海人の釣船 (B‐256)
【口語訳】 飼飯(けい)の海は 良い漁場らしい (刈り薦の) 乱れて漕ぎ出すのが見える 海人の釣船が

 洲本温泉から車で30分ほどの所に、立川水仙郷があり、ちょうど見ごろとのことで出かけました。紀淡海峡を望む斜面いっぱいに、あたりに香りを漂わせながら白い花を咲かせていました(500万本も栽培されているとのこと)。
IMG_2810m.jpg


 『古事記』では国生み神話のところで次のように書かれています(以下『新編日本古典文学全集 古事記』の口語訳より)。天つ神一同の仰せで、伊耶那岐命・伊耶那美命の二柱の神に、「この漂っている国土をあるべきすがたに整え固めよ」という詔命を下し、天の沼矛をお授けになって、委任なされた。それで二柱の神は天の浮橋の上にお立ちになって、その沼矛をさしおろし、かきまわしたところ、潮をカラカラとかき鳴らして、引き上げた時に、その矛の先からしたたる潮は積もって島になった。これを淤能碁呂島(おのごろしま)という。
 この”おのごろしま”だと言われている場所の一つが、南あわじ市の沼島です(今回は時間の都合で訪ねていません)。南あわじ市榎列下幡多には自凝島(おのころじま)神社があり、ここには立ち寄りました。
IMG_2827m.jpg

 国生みの二柱の神を祀る伊弉諾神宮が淡路市多賀にありここも訪ねました(次の写真は本殿)。
IMG_2835m.jpg
 境内には樹齢約九百年の”夫婦大楠”と呼ばれる御神木(元は二株の木が成長するにつれて合体し、一株に育ったと言われている)があり、夫婦円満、安産子授けなどの信仰で崇められているそうです。
IMG_2837m.jpg
  

 帰途、北淡震災記念公園に立ち寄り、平成7年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)で動いた野島断層を見学しました(3年前にも自治会のバス旅行で来ています)。
 写真後方の地層ががせり上がる逆断層で、しかも右にずれています。
IMG_2843m.jpg

 逆断層の断面の様子(右側の地層が上にずれている)
IMG_2854m.jpg

 最近原発敷地内の活断層調査が話題になっていますが、実際に動いた断層の跡を見て、あらためてその危険性を思わないではおられません。
Posted by katakago at 20:40
この記事のURL
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/531
コメントする
コメント
プロフィール

katakagoさんの画像
カテゴリアーカイブ
リンク集
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/index2_0.xml