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ハギの花 [2012年08月22日(Wed)]
ハギ(まめ科)の花が咲き始めました。昨年8/20の記事にも書きましたが、ハギは万葉歌に最も多く詠まれている植物です(142首)。このうちいくつかの歌は、昨年8/20(G-1541、G-1598、I-2205)と、昨年9/20(A-231、G-1557)の記事に掲載しています。
写真では、咲き始めたハギの後方にススキ(穂はこれから)と黄色のオミナエシの花が写っています。いずれも山上憶良の「秋の七種(ななくさ)の歌」に詠まれています。その歌は昨年のフジバカマの記事(9/19)にも掲載していますが、ここでもあらためて載せておきます。 【歌】 秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花 (G-1537) 【口語訳】 秋の野に 咲いている花を 指を折って 数えてみると 七種(ななくさ)の花 【歌】 萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花 (G-1538) 【口語訳】 萩の花 尾花に葛の花 なでしこの花 おみなえし それに藤袴 朝顔の花 当時、憶良は筑前守で、配下の某郡を巡行中に詠まれたとみられています(『萬葉集釈注』)。秋の七種のうち、既にとり上げているのは、なでしこ(5/25、8/10)・おみなえし(7/2、8/1)くず(8/12)・朝顔(7/3、キキョウとされている)です。藤袴の花は来月以降かと思われます。
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Posted by
katakago
at 09:52
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