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ヤブラン [2012年08月16日(Thu)]
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 ヤブラン(ゆり科)の花が咲いています(晩秋には緑黒色の種子が出来る)。万葉歌に、やますげ・やますが(原文は山菅・夜麻須我などと表記)と詠まれている植物に、ヤブランを当てる説があります(『新編日本古典文学全集 萬葉集』ほか)。やますげは11首詠まれており、昨年8/31の記事にも紹介しています(歌はS-4484)。ここでは巻十二の「物に寄せて思ひを陳ぶ歌」から次の2首を載せておきます。
【歌】あしひきの 山菅の根の ねもころに 我はそ恋ふる 君が姿に (K-3051)
【口語訳】 あしひきの山菅の根、その根のようにねんごろに私は恋しく思っています。あなたのお姿に。(『萬葉集全歌講義』より)
【歌】 あしひきの 山菅の根の ねもころに 止まず思はば 妹に逢はむかも (K-3053)
【口語訳】 あしひきの山、その山菅の根のように、心から深く絶え間なく思い続けたら、いつかあの子に逢えるだろうかなあ。(『萬葉集全歌講義』より)
 2首とも第三句までは同じで、上二句「あしひきの 山菅の根の」は「ねもころに」を起こす序詞です(「ねもころに」は心をこめての意)。一首めは女性の歌で、二首めは男性の歌です。 


Posted by katakago at 15:00
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