CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
<< 2020年11月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
猪名川クリーン作戦 [2012年02月04日(Sat)]

 猪名川は、大野山(兵庫県川辺郡猪名川町)に源を発し、兵庫県と大阪府を南流して神崎川に合流しています。

 猪名川流域で活動する各種団体が実行委員会を構成し、毎年この時期に猪名川の清掃活動が実施されており、今日は9回目になります。活動は流域24ヶ所で実施され、筆者は多田神社御社橋付近での清掃に参加しました。



 この場所は、地元のダイハツ工業(株)多田地区が中心となり、周辺自治会・多田漁業協同組合などが実施団体で、子供さんも含め多くの方が参加されました。川原に流れてきたビニールの破片やペットボトル、空き缶などを拾ってまわりました。

 この付近の川原にはネコヤナギが多くみられ、早くも芽吹き始めていました(植物園ではまだですが)。


 

 次の写真は、コンニャク橋付近の猪名川です(撮影は前日)。ここでは「NPO川西再発見」が実施団体として取り組まれました




 ところで猪名川は、万葉歌にも詠まれています(どの付近かは不明ですが)。巻16の次の歌です。
【歌】 かくのみに ありけるものを 猪名川の 奥を深めて 我が思へりける (O-3804)
【口語訳】 こんなにもやつれ果てていたものを。 ああ、私はそれとも知らず、猪名川の水底のように心の底深く若く美しいそなたのことを 思いつづけていたのだった(『萬葉集釈注』より)
 巻16は、「有由縁と雑歌」とあり、最初の30首ほどはこの歌を含め、歌が作られたいわれ、背景の記述を伴った歌物語形式の構成になっています。『伊勢物語』や『大和物語』など中古の歌物語の先駆をなすものとみられています。
 この歌でも、「昔、壮士(をとこ)あり」で始まる長い題詞が付いています。その概要は、「新婚早々の男が、駅使(はゆまつかい)として遠国に派遣され、再び会える日は何時とも知れない。こうして、妻は嘆き悲しんで病に臥す身となった。何年かの後、男は帰還がかない妻の許に帰ったところ、妻はげっそりやつれ果て見違えるばかりであった。その時男は悲しみ極まって涙を流し歌を作った」とあります。
 この歌で、「猪名川の」は、「奥(おき)を深む」の枕詞として用いられていますが、『萬葉集釈注』によれば、「この地名は夫が西方に遣わされたことをにおわすものか」とあります。 
 
 筆者の万葉植物園の命名も、この歌に因んで「猪名川万葉植物園」としています。

 
 なお、この歌の歌碑が伊丹市の桑津橋南方(猪名川左岸堤防上)にあります。写真は16年前の11月に写したものです。 
Posted by katakago at 13:35
この記事のURL
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/258
コメントする
コメント
プロフィール

katakagoさんの画像
カテゴリアーカイブ
リンク集
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/index2_0.xml