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裏山のモミジの紅葉 [2020年12月09日(Wed)]
 苗木から育てた20本ほどのモミジ(ムクロジ科)も、10年近く経つと晩秋の裏山を彩ってくれます。

 万葉歌では、秋に色づいた樹木や草の葉を「もみち、もみちば」、色づくことを「もみつ」と詠まれています(上代では清音のモミチ)。
 次の歌は、柿本人麻呂の「石見相聞歌」の反歌の一首(もみち葉の原文表記は黄葉)。
【歌】 秋山に 落つるもみち葉 しましくは な散りまがひそ 妹があたり見む (巻二・137)
【口語訳】 秋山に 散るもみじ葉よ しばらくは 散り乱れてくれるな 妻の辺りを見たい
 次の歌は、大伴田村大嬢が異母妹の坂上大嬢に贈った歌(もみつの原文表記は黄変)。
【歌】 我がやどに もみつかへるて 見るごとに 妹にかけつつ 恋ひぬ日はなし (巻八・1623)
【口語訳】 家の庭に 色づいたかえでを 見るたびに あなたのことを 恋しく思わない日はありません

 万葉集中、モミチ・モミチバ・モミツの用例は100例を超える。赤系統の色で表記したものは「紅葉」「赤葉」が各一例のみ。動詞「モミツ」に赤を当てたのは次の二例 ー「秋芽子乃下葉赤(秋萩の下葉もみちぬ)」(巻十・2205)、「秋山之木葉文末赤者(秋山の木の葉もいまだもみたねば)」(巻十・2232) − のみ。他は仮名書きを除けば、名詞は黄葉、動詞は黄葉・黄変・黄色などで表されています。この傾向は、中国の六朝から初唐までのモミチの用字の傾向と一致し、その文字の導入によると考えられています(小島憲之『上代日本文学と中国文学 中』)。

以下裏山のイロハモミジの写真を掲載しておきます。
 五輪塔前のモミジ
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 以下の写真は斜面に植えたモミジ
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Posted by katakago at 15:00
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