白梅が咲き始めました [2020年01月19日(Sun)]
10年ほど前に畑に植えた数本のウメの苗木のうち、先週からその一株で花が咲き始めました(上の2枚の写真)。 裏山の植物園入り口の白梅は畑の梅に比べ年数を経ていますが、今日は3輪の開花が見られました(写真はその一輪)。 ウメが詠まれた万葉歌については以前の記事に掲載していますが(下記のURL参照)、ここでは、巻五の「梅花の宴」で詠まれた32首から次の2首を載せておきます。 【歌】 正月(むつき)立ち 春の来(きた)らば かくしこそ 梅を招(を)きつつ 楽しく終へめ (815 大宰大弐紀卿) 【口語訳】 正月になり 春が来たなら こうやって 毎年梅を迎えて 歓を尽くしましょう 【歌】 我が園に 梅の花散る ひさかたの 天(あめ)より雪の 流れ来るかも (822 大伴旅人) 【口語訳】 わが園に 梅の花が散る (ひさかたの) 天から雪が 流れてくるのだろうか ウメが詠まれた万葉歌の関連記事は下記のURLに、 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/274 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/284 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1070 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1199 なおウメ関連では、新元号「令和」の出典が『万葉集』巻五の「梅花の宴」の序文からとのことで、下記の記事も載せています(2019.4.1)。 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1496 |
Posted by
katakago
at 15:04