ヒシの実 [2019年11月21日(Thu)]
7月の初めにヒシ苗2株を購入し、大型バットの底に水田土壌を入れて水を張って栽培していますが、今は葉は枯れてしまっています。株元を手で探るとヒシの実が見つかりました。 これまでの生育過程の写真を載せておきます。 撮影日:8月13日 撮影日:9月27日 ヒシの花(撮影日:9月27日) ヒシ(ミソハギ科)は池沼に自生する1年生の水草で、根部は泥中にあって茎を水面に長く伸ばし、先端に菱形の葉を多数つけて水面に浮き、夏に小さな白色の四弁の花をつけ、棘のある実はデンプン質とタンパク質を含み食用になります。万葉歌には二首詠まれています。 【歌】 君がため 浮沼の池の 菱摘むと 我が染めし袖 濡れにけるかも (柿本人麻呂歌集 巻七・1249) 【歌】 豊国の 企救の池なる 菱の末を 摘むとや妹が み袖濡れけむ (巻十六・3876) 歌の解説については以前の記事(次のURL)に載せています。 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/129 この時期、咲いている草花は僅かとなりましたが、いくつかの写真を載せておきます。 ヒオウギ(花と種子) ハマユウ(種子) タカサゴユリ キキョウ カワラナデシコ |
Posted by
katakago
at 11:25