フジバカマが咲いています [2019年10月06日(Sun)]
山上憶良の「秋の七種(ななくさ)」に詠まれたフジバカマが咲いています。 【歌】 秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七種の花 (巻八・1537) 【歌】 萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花 (巻八・1538) ハギやクズの花は咲き終わりましたが、ススキの穂が出て、オミナエシやカワラナデシコはまだ花を咲かせている株もあります。秋の七種(ななくさ)の「あさがほ」に当たると見られているキキョウも咲いています。 畑の一角では、ヨメナやイヌタデ(赤まんま)が咲いています。 庭のアラカシにドングリが生っていました。 アラカシのドングリは殻斗(わん型の苞)に堅果が一個で、万葉歌では、次のように「ひとり」の枕詞として詠まれています(長歌の一部を掲載)。 【歌】 ・・・ ただひとり い渡らす児は 若草の 夫かあるらむ 橿の実の ひとりか寝らむ 問はまくの 欲しき我妹 家の知らなく (巻九・1742) 関連記事は次のURL に載せています。 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/291 フヨウは長い間花を咲かせています。 |
Posted by
katakago
at 16:05