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アワ [2011年08月22日(Mon)]

 アワの写真とその万葉歌については、8/8に掲載していますが、今回は別の歌を紹介します。写真は8/22に写したものですが、早くも稔の秋を感じさせます。
【歌】 ちはやぶる 神の社し なかりせば 春日の野辺に 粟蒔かましを (娘子 B-404)
【口語訳】 (ちはやぶる) 神の社さえ なかったら 春日の野辺に 粟を蒔きましょうに
 比喩歌に分類されており、題詞によれば、佐伯宿禰赤麻呂の贈った歌(これは残っていない)に対し、ある娘子が答えた一首です。この二人の贈答歌は巻4(627,628)にもあり、それによると赤麻呂は白髪混じりの年配の男性であることが分かります。『万葉集』で娘子とだけあって氏姓を記さない場合は、社会的にあまり身分の高くない女性を指すようです。ここでは、遊行女婦(うかれめ、中には当時の知識階級の人と対等に歌を詠む才能を持った者もいたようです)とみる説もあります。新編日本古典文学全集『万葉集』の解説では、「神の社」は、赤麻呂の妻の比喩、「粟蒔かましを」の「粟蒔く」に「逢はむ」のク語法「逢はまく」が懸けられています。比喩歌の裏の意味としては、気性の激しい奥さんさえいなかったら、あなたに逢ってもよいのだがと言う気持ちが込められています。
Posted by katakago at 13:43
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