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サネカズラの実 [2017年11月17日(Fri)]
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 サネカズラ(まつぶさ科)の実(液果)が赤く色づいています。サネカズラは常緑ですが、晩秋に葉の裏面や葉柄が多少色づくことがあります(写真では葉はまだ緑色)。万葉歌には次のように詠まれています。
【歌】 あしひきの 山さな葛 もみつまで 妹に逢はずや 我が恋ひ居らむ (巻十・2296)
【口語訳】 (あしひきの) 山さなかずらが 赤く色づくまでも あの娘に逢わずに わたしは恋し続けることよ
 「もみつ」は草や木の葉が色づくの意の動詞(原文では黄変と表記)で、『萬葉集全歌講義』によれば、「さなかずらの葉が色づくのはこれから先のことで、これまで逢えなかったばかりでなく、これから先も逢えそうにないことを嘆いている」とあります。

 マユミ(にしきぎ科)の実も色づいてきました。万葉歌で、「まゆみ」は弓をほめて用いられる例(原文では真弓と表記)がほとんどですが、弓材にするにしきぎ科の植物名(檀)にも用いられます。
【歌】 南淵の 細川山に 立つ檀 弓束巻くまで 人に知らえじ (巻七・1330)
【口語訳】 南淵の 細川山に 立つ檀の木 弓にでき上るまで 人に知られないようにしようね
 弓に寄せる譬喩歌で、『新編日本古典文学全集 萬葉集』の頭注には、「ユヅカマクは、そこに皮や桜の樹皮などを巻き付けて弓を完成させることをいい、ここは二人の愛が実り結ばれることのたとえとした」とあります。
 マユミの実
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Posted by katakago at 12:11
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