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ハギとススキ [2016年09月01日(Thu)]
IMG_8938m.jpg

 ハギの花が咲き始め、ススキの穂も見られるようになりました。これで、秋の七種(ななくさ)のうち、クズとフジバカマ以外の花が咲いています(クズは管理上やっかいで今は植えていません。フジバカマの花はこれからです)。
 ハギとクズが詠まれた歌を次に載せておきます(今年の万葉カレンダーにも掲載)。
【歌】 人皆は 萩を秋と言ふ よし我は 尾花が末を 秋と言はむ (I-2110)
【口語訳】 人は皆 萩こそ秋と言う よろしいそれならわたしは 尾花の穂先を 秋だと言おう
  
 ススキの穂(初尾花)
IMG_8941m.jpg

【歌】 さ雄鹿の 入野のすすき 初尾花 いつしか妹が 手を枕かむ (I-2277)
【口語訳】 (さ雄鹿の) 入野のすすきの 初尾花のように初々しい娘(こ) いつになったらあの娘(こ)の 手を枕にすることだろう
 「さ雄鹿の」は、鹿が野を分け入る、の意でかけた「入野」の枕詞。初尾花は、穂が出たばかりの尾花で、初々しい女性の姿の譬(『新編日本古典文学全集 萬葉集』の頭注より)。
Posted by katakago at 10:12
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