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セリの花 [2016年07月10日(Sun)]
今月の万葉カレンダーの花はセリです。この時期蓮池で繁茂したセリが花を咲かせています。 【歌】 あかねさす 昼は田賜びて ぬばたまの 夜の暇に 摘める芹これ (S-4455 葛城王) 【口語訳】 (あかねさす) 昼は班田に追われ (ぬばたまの) 夜の寸暇に 摘んだ芹(せり)ですよこれは この歌の題詞には、天平元年(729)の班田の時、使いの葛城王(天平八年に臣籍降下して橘諸兄となる)が、山城国から薩妙観命婦(さつのみょうかんみょうぶ)らの許に贈った歌一首、芹の包みに添えて贈ったとあります(下記の注釈書の説明から、この歌の贈答がなされたのは正しくは翌年の早春)。 班田(天皇が田を臣下に下賜すること)についての解説を、『新編日本古典文学全集 萬葉集』の頭注より引用しておきます。『続日本紀』には、この天平元年十一月に京および畿内の班田司を任命するとあり、班田事務は十月から翌年二月末までと期限が定められており、測量、田籍図作製、受給戸口の正確な把握など繁忙を極めた。摂津国班田史生(ししょう)丈部竜麻呂(はせつかべのたつまろ)が過労の余りに自殺し、判官の大伴三中がこれを悼む歌を詠んでおり、『万葉集』に載せられている(B-443〜445)。
蓮池では花が見頃となりました。
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Posted by
katakago
at 09:35
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