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春の兆し [2016年02月14日(Sun)]
 昨日今日と暖かい日が続きました。植物園でも春の訪れが感じられます。ネコヤナギが芽吹き、ミツマタの花が咲き始め、花桃の蕾も膨らんできました。
 ネコヤナギの芽吹き
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 咲き始めたブータン大輪ミツマタ
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 花桃の蕾
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 一か月前に咲き始めた白梅は今が見ごろとなっています。
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【歌】 梅の花 香をかぐはしみ 遠けども 心もしのに 君をしそ思ふ (S-4500 市原王)
【口語訳】 梅の花の 香りが慕わしさに 遠く離れていますが 心は絶えず あなたを思っております。
 中臣清麻呂の宅で宴が催された時の歌で、梅の芳香に寄せて主人清麻呂の人柄を称えている。万葉歌で梅の香りが詠まれた珍しい例。

 昨年末に咲き出したヤブツバキは今も花を咲かせています。
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 先週(2/6)、私の自費出版を祝って万葉講座の受講仲間が食事会を開いてくれました。そのお店の紙製のテーブルマットには、ヤブツバキの画と大伴家持の次の万葉歌が書かれており話題になりました。
【歌】 あしひきの 八つ峰の椿 つらつらに 見とも飽かめや 植ゑてける君 (S-4481)
【口語訳】 (あしひきの) 尾根の椿の つらつらに―つくづくと いくら見ても見飽きません これを植えたあなたという方は
題詞には、三月四日に、兵部大丞大原真人今城の宅にして宴する歌一首とあり、家持が庭園に植えられた椿にことよせて主人の今城を讃美した歌。





Posted by katakago at 16:53
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