(写真1:笑顔で上手なシャベルさばき!ジャガイモ収穫をする高大生)
2026年7月25日(土)
【参加人数】20人(大人17人・子ども3人)
【活動内容】8:00 長野駅東口を出発(タクシー移動・アイスブレイク) ➔ 9:00 オリエンテーション ➔ 9:30 農道清掃 ➔ 10:00 ジャガイモ・ミニトマト収穫、田んぼ視察、水浴び(ミスト&シャワー) ➔ 11:30 昼食交流(パンバイキング・採れたてミニトマト) ➔ 12:30 片付け ➔ 13:00 芋井社会会館出発 ➔ 13:30 長野駅東口で解散
長野市芋井広瀬地区で食農体験の場を作る「天空の里 いもい農場」は25日(土)、「地域まるごとキャンパス『食農体験と居場所づくりで挑む荒廃地化ストップ』タクシーでGo!」を開催しました!
2026年度の「地域まるごとキャンパス」は、高校生2人、大学生3人のフレッシュな計5名でスタートしました!
■ バス廃止の壁を乗り越えた「地域交通連携」の挑戦
いもい農場では2022年から高校生や大学生(高大生)を受け入れ、子どもたちの居場所づくりや里山保全の仲間として一緒に活動してきました。 しかし、2025年に地域を走る路線バスが廃止されるという大きな問題が発生。いもい農場ではこれまでの参加傾向や移動費用を細かく分析し、「期間と内容を絞って、移動手段をタクシーへ変更する」という持続可能な新しいモデルを模索・決定しました。
今回は、代替交通として地域に参画している「中央タクシー」様のご協力のもと、安全で快適な「タクシーでGo!」企画が実現しました。地域交通の課題をアイデアと連携で解決した、中山間地におけるひとつの先進事例です。
■ 8:00〜10:00:長野駅から芋井へ!オリエンテーションと「日本一きれいな農道」
(写真2:タクシーに乗り込む参加者ら)
長野駅東口を出発したタクシー車中では、大学生運営スタッフの石川さんがアテンダントを務め、楽しいアイスブレイクで緊張をほぐしながら芋井へと向かいました。
(写真3:山崎代表の挨拶)
(写真4:高大生自己紹介、拍手でお迎えしました)
(写真5:運営スタッフ自己紹介)
会場到着後のオリエンテーションでは、山崎政子代表やスタッフから「いもい農場として高大生の皆さんに期待すること」を丁寧にお伝えしました。最前列で真剣に耳を傾ける参加者の姿が印象的でした。
(写真6:農道の側溝と路面清掃)
続いて行われた農道清掃では、路面に散らばった草の切れカスをほうきで集め、仕上げに昨年「赤い羽根共同募金」を活用して導入したブロワー「強(つよし)」で吹き飛ばし、ピカピカに整備!昼食交流の際には「日本一きれいな農道になった!」と歓声と笑顔が広がりました。
■ 10:00〜11:30:食中毒予防の丁寧な選別&田んぼ視察と恵みの水浴び
(写真7:シャベルを入れる高大生)
(写真8:子どもシャベルをいっちょ前に操りジャガイモを収穫する一般参加の子どもたち)
(写真9:約2キロの種芋から40キロ近くを収穫)
畑では、次回(8月1日)のカレー作りで使うジャガイモを先行して収穫しました。 ジャガイモは自然毒による食中毒を防ぐため、日光に当たって緑化していないか、未熟すぎないかを事前によく見極める必要があります。次回みんなで安全でおいしいカレーを味わうために、余裕を持って選別を行う「安全安心のための重要作業」です。約2kgの種芋から、見事に約40kgもの立派なジャガイモが収穫できました!
(写真10:田んぼの畔を歩く高大生)
(写真11・11-2:水浴びをする参加者ら)
田んぼでは、水引きの工夫や管理の大変さを現場で解説。山間部でお米を育てることの苦労と知恵を体験してもらいました。 強烈な刺すような日差しの中、噴霧器を使ったミスト&シャワーで水浴びタイム!びしょ濡れになりながら弾ける笑顔が見られ、湿度が低い里山ならではの心地よい風の中ですぐに服が乾く爽快感を全員で楽しみました。
■ 11:30〜13:30:諸団体と地域の支えを実感する昼食交流
(写真12:パンバイキングの準備をする高大生)
(写真13:昼食交流)
たくさん汗をかいた後は、お待ちかねの昼食タイム! テーブルに並んだおいしいパンは、「長野地域こどもカフェプラットフォーム」様より子どもたちのためにご提供いただいたものです。いもい農場の活動が、さまざまな団体の温かい手によって支えられていることを参加者へしっかりとお伝えしました。
また交流中には、羽田芋井地区住民自治協議会事務局長もお立ち寄りに!温かいお言葉を頂戴し、地域からいもい農場が見守られていることを深く知る貴重な機会となりました。
(写真15:帰りのタクシー)
片付けを終え、13:00に芋井社会会館を出発。帰りのタクシーでは達成感と心地よい疲れから、ウトウトする場面も。赤い羽根共同募金を活用したこの「地域まるごとキャンパス」の取り組みは、8月いっぱい続いていきます!
参加者の声:A.Eさん(大学生)
今回の参加を通して、いもい農場がどのような場所かを実際に体験することができました。農道清掃やジャガイモ掘りなど、普段なかなか経験できないことが多くありました。特に「畑を山の中で運営するだけでも、その場所を野生の動物から守ることに繋がる」というお話を聞き、とても驚きました。また、田んぼの現状も見せていただき、山間部ならではの水の引き方や、自然の中で作物を育てる難しさを知ることができました。
そして、皆さんが温かく受け入れてくださり、とても嬉しかったです。自然や風習についてなど、貴重なお話を聞くことができて良い経験になりました。今回初めて活動に参加をしましたが、想像以上に楽しくて、参加することができて本当に良かったです。また、この活動がたくさんの人に支えられて成り立っていることを実感し、心から感謝しています。
これからの活動も、将来「食」の立場から人を支えることを目指す身として、この経験を糧にしていきたいと思います。今後の活動もどんな学びを得ることができるのか楽しみです!
[] ライターズ・ノート(今回のまとめ)
路線バス廃止という過疎地域の厳しい現実に屈せず、「タクシー交通の連携」という新たな選択肢で高大生を呼び込んだ今回の「地域まるごとキャンパス」。若い世代が実際に足を踏み入れ、地域の課題(鳥獣被害防止や水管理、農道整備)を肌で感じることは、中山間地の未来を明るく照らす大きな第一歩です。食の未来を目指す若者たちが目を輝かせる姿に、芋井広瀬地区の持続可能なポテンシャルと元気を確信した1日となりました。