
■主催:天空の里 いもい農場 ■後援:芋井地区住民自治協議会
■開催日時:2026年1月24日(土)13:30〜15:00(コープ長野稲里店)
■参加人数:28人(一般14人、運営スタッフ10人、子ども4人)
■参加属性:芋井・小田切地区住民自治協議会、市民協働サポートセンター、長野県共同募金会、エイブルガーデンラボ、高校生、大学生、他
■講師:信州大学工学部建築学科 助教 佐倉 弘佑 氏

1月24日、天空の里 いもい農場は、信州大学の佐倉先生をお招きし、「『楽しい』の、その先へ。12年の活動が問いかける、中山間地の未来」と題した講演会およびシンポジウムを開催しました 。
これまでの12年間、私たちは参加者の「楽しさ」を大切に活動を続けてきました 。しかし、今回の企画は、その「楽しさ」が社会や地域にもたらす本質的な価値を専門的な視点から言語化し、活動を次のステージへと深化させるための大きな挑戦でした 。
1. 基調講演:いもい農場の価値を「客観的」に捉え直す
佐倉先生の講演では、教育研究の立場から、いもい農場の活動が持つ客観的な意義が語られました 。特に、市街地と山間部の境界=「エコトーン(移行帯)」として芋井を捉え直す視点は、多くの参加者に驚きと納得を与えました。
アンケートでは、回答者の約9割が「大変参考になった・参考になった」と回答。参加者のモチベーションが、単なる「楽しい」から「意義ある活動」へと昇華する兆しが見えました 。一方で、満足度で「2」をつけられた方の視点も、今後の活動指針を確立するための大切な気づきとして真摯に受け止めております 。
2. 多様な参加者の声:深まる「主体的な意識」
シンポジウムでは、運営スタッフや地域住民、そして期待の若年層である高大生を交えた対話が行われました 。企画の狙いであった「上っ面な到達点で終わらせない学び」が、参加者の言葉にも現れています 。
・「視点の転換」に驚いた参加者
「芋井が市街地と山間部のちょうどいい距離(エコトーン)であるという話は目から鱗でした。異なる環境が重なり合う場だと納得できました」(長野市西長野)
・「若年層」の主体的な問い
「空き家活用の『まち畑プロジェクト』にワクワクしました。高齢化や後継者不足をどう乗り越えるか、自分も参加して考えたいです」(長野市三輪・学生)
・「運営のあり方」への内省
「『運営を良くするためにあえて失敗する』という言葉に考えさせられました。事務局に頼るだけでなく、自分たちで支える方法を考えたいです」(須坂・bory様)
・「地域資源の可能性」の再発見
「中山間地のパッチワークのような魅力と、活動の可能性をすごく感じました。今年はぜひ参加したいです」(飯綱高原・元園長)
・「活動の価値」の再確認
「いもい農場の良さは活動の多様さと参加しやすさ。それが言語化されたことで価値を再確認できました」(長野市後町)

(講演の後、会場内で意見交換を実施。感想を述べられる芋井地区住民自治協議会の羽田様)
3. 未来へ:利益性を追求しない資源活用モデルとして
今回の講演会を通じて、私たちは「利益性を追求しない中山間地の資源活用」という、今後の具体的な方向性を見出す足がかりを得ることができました 。
いもい農場は、これからも地域住民や学生、外部の皆さんと連携を強化し、芋井の資源(農地・自然・人)を活かした持続可能なモデルを目指して歩み続けます 。
ご参加いただいた皆様、そして貴重な知見を共有してくださった佐倉先生、本当にありがとうございました。
※赤い羽根共同募金 令和6年度広域活動団体基盤強化配分 活用事業