
(今年度の最終回、山楽会さん協力もと作成したミニ門松を手に記念撮影)
長野市芋井地区で食農体験活動の場を作る「天空の里 いもい農場」は、12月2日に今年度最後の活動を行いました。
いもい農場では、参加者それぞれから毎回参加レビューを寄せていただき、活動の可視化のために活用をしてきました。今回、一年を総括する最後の参加者レビューになります。レビューは、「文書での参加」ともいえるもので、いもい農場の取り組みを多層的に紹介することにつながりました。ぜひご覧ください。(原文のまま)
▼2023年度の概要
・参加人数(1〜15回の食農体験):のべ1,032人(2022年度665人)
・参加人数(援農ボランティア・イベントなど):323人(2022年度373人)
・栽培した種類と品目数 ・・・ 下記の26品目(2022年度25品目)
ジャガイモ(キタアカリ)、長ナス、ジャンボピーマン、シシトウ、ミニトマト、長ネギ、ズッキーニ、ハロウィンカボチャ、落花生、サツマイモ(ベニアズマ・シルクスイート・安納芋)、ダイコン(夏・秋)、ハツカダイコン、聖護院ダイコン、ハクサイ、ホウレンソウ、コマツナ、カブ(夏・秋)チンゲンサイ、リンゴ(シナノスイート・フジ)、綿花、あきたこまち

▼Q1の理由を教えてください
・色々な活動を通して娘といろんな体験ができました。子どもが小さいので全ては参加させていただくことはできませんでしたが、できる範囲で参加させていただくことができたのもありがたかったです。沢山歩いて体力もつきました。毎回お昼にいただく野菜もとても美味しくて楽しみでした。(YNさん)
・事前に準備してくださったり、お料理もいただけてありがたいです。(Kさん)
・子どもと一緒に畑や自然体験などに参加できる場を探していて、参加したところ、畑、クラフト、子どもたちは虫をとったりなど活動内容も多岐に渡っていて、しかもおいしい料理を頂けて本当にありがたいといつも感じていました。(まゆさん)
・毎回、濃い内容でいろんなことが体験できたから(メダちゃん)
・毎回の活動が本当に楽しかったから。日常ではできない色々な体験ができたから。(Rさん)
・農作業と飲食(収穫した野菜を使った料理で味見ができたこと)が年間通してあったことが、とても良かったと思いました。(RSさん)
・あまり参加出来なかったので、最高ランクの評価にはなりませんでした(自分側の理由です…)(いのししさん)
・毎回面白い企画やおいしい料理を準備いただきとても楽しかったです。いつも朝早くから最後まで、色々な準備をしてくださったおかげです。ありがとうございました。小さい子どもとの参加で、なかなか戦力にはならなかったですが、それでも大変楽しめたのは、運営スタッフの皆さんのおかげだと思います。今年から初めての参加ですが、このアンケートやブログ、LINEなど、デジタルを効果的に使用されている点が凄いなと感じましたし、感想を共有したりできる点がとても良かったです。(Nさん)
・子どもも大人もともに、楽しめる場所であった(Sさん)
・農業体験だけではなく、料理やクラフト、イベントに探蝶など幅広い活動があり、普段やらないことを体験することができたため(佐々木さん)
・皆さん、怪我なく、大きなトラブルもなく、自分も活動回に参加出来、楽しめたから。高大生の受け入れ2年目で、皆、熱意があって良かった。(クロさん)
・10周年のブルーベリー植樹、オリジナルのりんごの収穫かご作り、ハロウィンイベント、夏祭り(縁日)など、今年ならではの企画が加わり、新鮮でした。(Oさん)
・いろんな地域のいろんな世代の人と一緒に収穫して調理して食べて、交流して、貴重な経験ができて楽しかったです。(MHさん)
・スタッフの皆さんの声がけのもと、参加者の活動がスムーズに行えていたと思います。
・野菜の種まきから収穫、田植えから稲刈り、リンゴの花摘みからもぎ取りなど、幅広く一貫した作業を体験させていただいたことがよかったです。また自然のものを使った小ものづくりや料理などたくさんのメニューで楽しませていただきスタッフのご苦労に頭が下がります。(S.Oさん)
・農業体験をするだけでなく、それを美味しく食べること、たくさんの方との交流や課外活動など、農業体験を通してたくさんの楽しいことができて、素晴らしい活動だと思っています!!(FKさん)
・アットホームで作物作って食べる経験は本当に素晴らしかったです!生き物探しや蝶探し等々、楽しい企画も子どもたちには新鮮で良かったです。(みーさん)
・参加者の子どもたちが、イキイキしていた。子どもスタッフ、大人スタッフ、 積極的に 協力してくれた と思いました。(谷川さん)
・初めてのことだらけで不安もありましたが、どの活動もとても楽しく、毎回参加するのが楽しみでした。(YSさん)
・子どもたちが畑や土に触れられて育ったお野菜を収穫するという素敵な体験はもちろん、家ではなかなか出来ないイベントごと(流しそうめんや焼き芋など)や、地域の方との交流で竹細工を教えていただいたり、活動が多岐に渡りどれも素晴らしかったです。月2回という頻度もちょうど良いです。(MKさん)
(7/22朝5:00集合企画で味噌汁の具材で岩手県大槌町のワカメを切る親子「ながーい!」)

▼Q2の理由を教えてください
・野菜の収穫祭。立派な野菜がたくさん収穫できて娘も驚いていました。家に帰って一緒に料理して食べましたが、甘味があって本当においしかったです。食育にも良かったです。(Y.Nさん)
・普段土と触れ合う機会がないので、楽しみです。(Kさん)
・普段関わりのない田んぼや畑の活動、いずれやってみたいな、とぼんやりと思っていて、たいした活躍はできなかったですが、とても参考になりました。みんなでやると早いというのがとても印象的です。(まゆさん)
・野の花の天ぷらを食べたり、摘果リンゴのケーキを食べたり、日常では体験できないものを食べながら季節の変化を感じられたから(メダちゃんさん)
・田畑で農作物を育てることは天候などの影響から難しいと思うのですが、毎回立派な野菜を分けてくださり嬉しかったです!!最後の活動では『またいつかお会いしましょう』などと声をかけていただき、初めて見た方とも話すことができ、とてもいい思い出になり、参加してよかったと思ったから。(Rさん)
・毎回の活動会の後の食事ですが、焼き芋が特に。(クロさん)
・小学生のときは学校で田んぼや畑をすることもありましたが、中学生からはそういう機会はなく、これからも無いものだと思っていました。でも、今回いもい農場に参加して、一次産業を仕事にしなくても、こういう関わり方ができるんだなと思いました。
おじいちゃん、おばあちゃんが続けてきた田畑を、仕事がある親や学校がある子どもが受け継ぐことは現実的ではないけれど、こういう風に関わることで、少しでも多くの田畑が維持されれば良いなと思いました。
地域から学校がなくなると人もいなくなってしまうけれど、広瀬はこうして多世代の人が集まる場があって、地域が活気づけるんだなと思いました。(MHさん)
・料理班の対応でおいしい料理をたくさん食べられました。ありがとうございました。(谷川さん)
・米作りのを田植えから食べるところまで体験出来た点が特に良かったです。また、野菜、リンゴなど収穫して食べたり、持ち帰らせてもらえた点も良かったです。また、うどん作りは、家でやってもおいしく、子どもとも一緒に出来たので良い思い出になりました。生き物を採ったり、夏祭りや、ハロウィンなど季節ごとの催しもあって通年楽しむことが出来たと思います。(Nさん)
・家での娘は、好きな食べ物、食べたことがあるものしか食べず、食わず嫌いが多いことが悩みでした。食育の観点からも、農作物を育てて採れたてをいただくことで、少しでも色んな食材や料理に触れることができたらなと思っていました。実際、山菜ごはんやネギのホイル焼き、他にもお野菜の料理など初めて食べれたものがいくつかあり、成長を感じることができました。(佐々木さん)
・農業体験はもちろん良かったのですが、オリエンテーリングや納涼祭、ハロウィン、焚き火にクラフトなどなど、課外活動がいっぱいで、息子がめちゃめちゃ楽しそうに参加していて、喜んでいたので!(FKさん)
・蝶探しはとても、魅力的で夏休みの自由研究になりました!うどん作りも1からの経験で楽しかった。
・特に印象に残ってるのは田植え、稲刈りといった田んぼに関することです。上の田んぼを担当しましたが、本当に大変でお米のありがたさがよく分かる体験でした。息子はこちらの予想を良い意味で裏切ってくれて、田植えも稲刈りもとても楽しんでくれました。作業そのものも楽しかったようですが、生き物いっぱいの田んぼは宝の山だったようです。蝶々探しなどの生き物探しもとても楽しかった!とのことです。そして、新米を食べた時の感動は大きく、「また食べたい」と今でも言い続けています。(YS)
・畑作業のみではなく、その後のお楽しみ、試食会が楽しみの一つになっていた(Sさん)
・畑は市街地でも借りてやってみることができますがお米に手を出すことはなかなかできないので、田植え、草取り、稲刈り、脱穀は毎年、参加できることを楽しみにしている活動です。(Kさん)

(6/3ハツカダイコン大収穫!)
▼Q3参加しての総評
・参加当初は畑まで歩くのがやっとだった娘も最後には慣れて歩けるようになったのも体力がついて良かったです。トマトも食べられなかったのですが、畑で採れたトマトはとても甘味があってパクパク食べていたのもとても嬉しかったです。こちらの活動を通して初めて食べた物も多く、食育にも良かったです。ここでしかできない体験をたくさんさせていただくことができました。ありがとうございました。(YNさん)
・土で手が汚れるのを嫌がっていた子供も少しずつ慣れてきました。(Kさん)
・私が虫が苦手なせいで、あまり子どもを虫取りに連れていけてなかったのですが、いもい農場で畑の活動の傍ら、子どもたちは自然に虫を集めたり捕まえたりできるようになっていました。また竹のクラフトは子どもたちがすごい夢中になって楽しんでいたのが印象的です。今も竹の笛をほや貝のように鳴らしています。焼き芋、流しそうめんなど、普段してあげれないことも経験でき、本当に子どもたち嬉しい様子でその様子を見て親も嬉しかったです。またおいしいお料理を頂けることがいつも楽しみでした。(まゆさん)
・土曜日の午前中が本当に充実しました。朝早く子どもを連れて参加できるか心配しましたが、後半からは、子ども自ら「明日は天空の日?車の中で朝ご飯食べてく?何やるんだろう?楽しみー!」と嬉しそうに言ってくれました。野菜が苦手な娘も、新鮮な野菜に絶妙な味付けのおかげで、天空へ行くとパクパク食べ、そんな姿を見られるのも嬉しかったです。子どもが喜ぶ企画を上手にやりつつ、農作業も同時進行、スタッフの方がどれだけの時間考え、準備しているのかなといつも頭が下がる思いでした。子どもの体調と相談しながらだったので、全ては参加できなかったのは残念でしたが、本当にたくさんのことを学ぶことができました。ありがとうございました。(メダちゃん)
・参加してよかったです!!もっと参加したかったのですが予定があり、あまり参加出来ませんでした。それでもいもい農場の方は明るく声をかけて下さりほんとに感謝しかないです!!農業に関わる機会が少なくなっているので、普段できないことを体験させていただき、楽しかったです!!将来生かせることがあれば活かしたいです。(Rさん)
・歳を取ってきたので、体を動かすことの充実感。(クロさん)
・小さい頃みたいに工作に夢中になったり、農家のご飯を食べたりして楽しかったです。学校がなくなりバス停が減るなど、公共交通機関を維持することの難しさを知りました。あと、絶対にほどけない紐の縛り方を学びました。(MHさん)
・天候不順によりスケジュール 通りできなかったことが 、多かったですが ほぼ全てやり遂げたと思います。 すごいと思いました。(谷川さん)
・この活動に参加したことがきっかけで、子どもの食べれる野菜が増えた。また先日は食べておいしかったご飯を保育園のお弁当に自分で作って持っていきたいと、教えていただいた材料で作ったり、うどんも最近子どもと一緒に手打ちで作った。(RS)
・子どもが田んぼや畑でお米や野菜と触れあうことが出来てとても貴重な体験となりました。親にとっても今まで知らなかったことを知ったり体験したりすることができて、子どもと一緒に楽しんで成長することができました。子どもは、運営スタッフの皆さんの働きぶりを見て、人の役に立つことってカッコいい!って感じたようです。そんな子どもの感性も成長させて頂きました。農家さんたちのご苦労を知ったり、地域の土地や食を守っていくことの大切さなど、普段の生活では見えなくなっていたことに改めて思いを馳せるようになったと思います。ありがとうございました。(Nさん)
・農作物を育てる大変さ、採れたてのお野菜で作った料理はとてもおいしいこと、様々な年代の人と協力してする作業は楽しいことなど、娘にとってとても学びの多い1年となりました。私が調理師をしているので、お料理は毎回色んなバリエーションがあり、勉強になりました。あずきバーのお赤飯は今度ぜひやってみたいですね!いもい農場さんは幅広い活動があり、毎回親子で楽しく参加させてもらいました。1年間お世話になりました!(佐々木さん)
・今年初めていもい農場に来た時は、畑や田んぼの急な坂にビックリしました。私は去年腰の手術をしたので続けられるかなと思いましたが、収穫物につられて結構な頻度で参加させていただきました。毎回無理をしないように結構ひやひやしていましたが、おかげさまでいいリハビリになって身体もだいぶ回復したように思います。たくさんの野菜やお米、リンゴなどの生育に携われてお土産もいただきありがとうございました。(SOさん)
・7才の息子が、ご飯を食べる時に「お米は田植えとか草取りとかいろんな大変なことして出来るんだね〜」って言ったことがあって、芋井での体験を通して、楽しいのはもちろんだけど、いろんな苦労や工夫を得て野菜やお米が出来ていくのがわかってきているのかなと思いました。(FKさん)
・素材を活かした素朴な料理がとてもおいしく、子どもたちがモリモリ食べていて、家でもやって欲しいと一緒に作ったりするきっかけになったり、とった野菜を家に持ち帰ると何を作りたいと食にとても興味が持てました!(みーさん)
・はじめは何をして良いか分からず、戸惑っていた子どもも最後には自分から進んでいろんな活動に参加しており、成長を感じました。運営スタッフの方々や他の参加者の方々が温かく見守ってくださったおかげだと思っています。「何が1番楽しかった?」と子どもに尋ねると「田んぼ!生き物!あと全部!」とのことでした。私自身も農作業によって季節の移り変わりを敏感に感じた一年でした。そして野菜を買ってもできるだけ無駄なく使い切ろうという気持ちも強くなりました。(YSさん)
・野菜嫌いの子どもたち、家では中々口にしてくれませんが、活動後の空腹と自分で収穫したという嬉しさで少しづつ食べてくれることも増えました!野菜のシンプルなおかずたちもいつもとてもおいしく、大変参考になりました。おみやげ野菜もいつもとても嬉しく、家でもお野菜の登場が増えたと思います。子どもがまだ小さいこともあり農作業がしっかりお手伝いできたかというと微妙ですが、土に触れたり苗を置いたり、野菜を収穫したりと毎回できる範囲で楽しんでいました。(MKさん)
・スーパーで見る野菜などの裏にある農作業にも気持ちが向くようになりました。(いのししさん)
・普段食べない野菜料理も、いもいの畑料理は食べてくれる時があった。(Sさん)
・季節を全身で感じられるのが良かったです。子どもたちは、みんなが田植えをしている中あぜ道で遊んだりサワガニをつかまえたり、サツマイモ掘りで刈ったツルの山をクッションにして座ってお喋りしたり、そんな参加の仕方も許してもらえる環境で、楽しく過ごす事ができました。(Oさん)
・子ども2人。毎回楽しんでいます。小2の娘は畑作業がどんな作業でもとりあえず手を出してくれました。年長の娘は種まきや収穫と言う、わかりやすい作業に頑張ってくれました。(Kさん)
▼Q4 運営スタッフへ一言お願いします!
レビューをお寄せいただいた全員から、運営スタッフ11人と運営スタッフジュニアへの感謝と労いを頂戴しました。参加者と運営スタッフの間で、温かいコミュニケーションがたくさん、たくさん生まれたこと、嬉しいです。
(2023年度運営スタッフ一同※2023年1月に開催した活動検討会議(浦中代表はお休み))
2024年度の活動も、お楽しみに!
2023年度の活動報告、終わります!
(天空の里 いもい農場運営事務局・西沢)