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2023年12月27日

10th Anniversary 2023 参加者レビュー

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(今年度の最終回、山楽会さん協力もと作成したミニ門松を手に記念撮影)
長野市芋井地区で食農体験活動の場を作る「天空の里 いもい農場」は、12月2日に今年度最後の活動を行いました。
いもい農場では、参加者それぞれから毎回参加レビューを寄せていただき、活動の可視化のために活用をしてきました。今回、一年を総括する最後の参加者レビューになります。レビューは、「文書での参加」ともいえるもので、いもい農場の取り組みを多層的に紹介することにつながりました。ぜひご覧ください。(原文のまま)

▼2023年度の概要
・参加人数(1〜15回の食農体験):のべ1,032人(2022年度665人)
・参加人数(援農ボランティア・イベントなど):323人(2022年度373人)
・栽培した種類と品目数 ・・・ 下記の26品目(2022年度25品目)
ジャガイモ(キタアカリ)、長ナス、ジャンボピーマン、シシトウ、ミニトマト、長ネギ、ズッキーニ、ハロウィンカボチャ、落花生、サツマイモ(ベニアズマ・シルクスイート・安納芋)、ダイコン(夏・秋)、ハツカダイコン、聖護院ダイコン、ハクサイ、ホウレンソウ、コマツナ、カブ(夏・秋)チンゲンサイ、リンゴ(シナノスイート・フジ)、綿花、あきたこまち

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▼Q1の理由を教えてください
・色々な活動を通して娘といろんな体験ができました。子どもが小さいので全ては参加させていただくことはできませんでしたが、できる範囲で参加させていただくことができたのもありがたかったです。沢山歩いて体力もつきました。毎回お昼にいただく野菜もとても美味しくて楽しみでした。(YNさん)

・事前に準備してくださったり、お料理もいただけてありがたいです。(Kさん)

・子どもと一緒に畑や自然体験などに参加できる場を探していて、参加したところ、畑、クラフト、子どもたちは虫をとったりなど活動内容も多岐に渡っていて、しかもおいしい料理を頂けて本当にありがたいといつも感じていました。(まゆさん)

・毎回、濃い内容でいろんなことが体験できたから(メダちゃん)

・毎回の活動が本当に楽しかったから。日常ではできない色々な体験ができたから。(Rさん)

・農作業と飲食(収穫した野菜を使った料理で味見ができたこと)が年間通してあったことが、とても良かったと思いました。(RSさん)

・あまり参加出来なかったので、最高ランクの評価にはなりませんでした(自分側の理由です…)(いのししさん)

・毎回面白い企画やおいしい料理を準備いただきとても楽しかったです。いつも朝早くから最後まで、色々な準備をしてくださったおかげです。ありがとうございました。小さい子どもとの参加で、なかなか戦力にはならなかったですが、それでも大変楽しめたのは、運営スタッフの皆さんのおかげだと思います。今年から初めての参加ですが、このアンケートやブログ、LINEなど、デジタルを効果的に使用されている点が凄いなと感じましたし、感想を共有したりできる点がとても良かったです。(Nさん)

・子どもも大人もともに、楽しめる場所であった(Sさん)

・農業体験だけではなく、料理やクラフト、イベントに探蝶など幅広い活動があり、普段やらないことを体験することができたため(佐々木さん)

・皆さん、怪我なく、大きなトラブルもなく、自分も活動回に参加出来、楽しめたから。高大生の受け入れ2年目で、皆、熱意があって良かった。(クロさん)

・10周年のブルーベリー植樹、オリジナルのりんごの収穫かご作り、ハロウィンイベント、夏祭り(縁日)など、今年ならではの企画が加わり、新鮮でした。(Oさん)

・いろんな地域のいろんな世代の人と一緒に収穫して調理して食べて、交流して、貴重な経験ができて楽しかったです。(MHさん)

・スタッフの皆さんの声がけのもと、参加者の活動がスムーズに行えていたと思います。

・野菜の種まきから収穫、田植えから稲刈り、リンゴの花摘みからもぎ取りなど、幅広く一貫した作業を体験させていただいたことがよかったです。また自然のものを使った小ものづくりや料理などたくさんのメニューで楽しませていただきスタッフのご苦労に頭が下がります。(S.Oさん)

・農業体験をするだけでなく、それを美味しく食べること、たくさんの方との交流や課外活動など、農業体験を通してたくさんの楽しいことができて、素晴らしい活動だと思っています!!(FKさん)

・アットホームで作物作って食べる経験は本当に素晴らしかったです!生き物探しや蝶探し等々、楽しい企画も子どもたちには新鮮で良かったです。(みーさん)

・参加者の子どもたちが、イキイキしていた。子どもスタッフ、大人スタッフ、 積極的に 協力してくれた と思いました。(谷川さん)

・初めてのことだらけで不安もありましたが、どの活動もとても楽しく、毎回参加するのが楽しみでした。(YSさん)

・子どもたちが畑や土に触れられて育ったお野菜を収穫するという素敵な体験はもちろん、家ではなかなか出来ないイベントごと(流しそうめんや焼き芋など)や、地域の方との交流で竹細工を教えていただいたり、活動が多岐に渡りどれも素晴らしかったです。月2回という頻度もちょうど良いです。(MKさん)

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(7/22朝5:00集合企画で味噌汁の具材で岩手県大槌町のワカメを切る親子「ながーい!」)

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▼Q2の理由を教えてください
・野菜の収穫祭。立派な野菜がたくさん収穫できて娘も驚いていました。家に帰って一緒に料理して食べましたが、甘味があって本当においしかったです。食育にも良かったです。(Y.Nさん)

・普段土と触れ合う機会がないので、楽しみです。(Kさん)

・普段関わりのない田んぼや畑の活動、いずれやってみたいな、とぼんやりと思っていて、たいした活躍はできなかったですが、とても参考になりました。みんなでやると早いというのがとても印象的です。(まゆさん)

・野の花の天ぷらを食べたり、摘果リンゴのケーキを食べたり、日常では体験できないものを食べながら季節の変化を感じられたから(メダちゃんさん)

・田畑で農作物を育てることは天候などの影響から難しいと思うのですが、毎回立派な野菜を分けてくださり嬉しかったです!!最後の活動では『またいつかお会いしましょう』などと声をかけていただき、初めて見た方とも話すことができ、とてもいい思い出になり、参加してよかったと思ったから。(Rさん)

・毎回の活動会の後の食事ですが、焼き芋が特に。(クロさん)

・小学生のときは学校で田んぼや畑をすることもありましたが、中学生からはそういう機会はなく、これからも無いものだと思っていました。でも、今回いもい農場に参加して、一次産業を仕事にしなくても、こういう関わり方ができるんだなと思いました。
おじいちゃん、おばあちゃんが続けてきた田畑を、仕事がある親や学校がある子どもが受け継ぐことは現実的ではないけれど、こういう風に関わることで、少しでも多くの田畑が維持されれば良いなと思いました。
地域から学校がなくなると人もいなくなってしまうけれど、広瀬はこうして多世代の人が集まる場があって、地域が活気づけるんだなと思いました。(MHさん)

・料理班の対応でおいしい料理をたくさん食べられました。ありがとうございました。(谷川さん)

・米作りのを田植えから食べるところまで体験出来た点が特に良かったです。また、野菜、リンゴなど収穫して食べたり、持ち帰らせてもらえた点も良かったです。また、うどん作りは、家でやってもおいしく、子どもとも一緒に出来たので良い思い出になりました。生き物を採ったり、夏祭りや、ハロウィンなど季節ごとの催しもあって通年楽しむことが出来たと思います。(Nさん)

・家での娘は、好きな食べ物、食べたことがあるものしか食べず、食わず嫌いが多いことが悩みでした。食育の観点からも、農作物を育てて採れたてをいただくことで、少しでも色んな食材や料理に触れることができたらなと思っていました。実際、山菜ごはんやネギのホイル焼き、他にもお野菜の料理など初めて食べれたものがいくつかあり、成長を感じることができました。(佐々木さん)

・農業体験はもちろん良かったのですが、オリエンテーリングや納涼祭、ハロウィン、焚き火にクラフトなどなど、課外活動がいっぱいで、息子がめちゃめちゃ楽しそうに参加していて、喜んでいたので!(FKさん)

・蝶探しはとても、魅力的で夏休みの自由研究になりました!うどん作りも1からの経験で楽しかった。

・特に印象に残ってるのは田植え、稲刈りといった田んぼに関することです。上の田んぼを担当しましたが、本当に大変でお米のありがたさがよく分かる体験でした。息子はこちらの予想を良い意味で裏切ってくれて、田植えも稲刈りもとても楽しんでくれました。作業そのものも楽しかったようですが、生き物いっぱいの田んぼは宝の山だったようです。蝶々探しなどの生き物探しもとても楽しかった!とのことです。そして、新米を食べた時の感動は大きく、「また食べたい」と今でも言い続けています。(YS)

・畑作業のみではなく、その後のお楽しみ、試食会が楽しみの一つになっていた(Sさん)

・畑は市街地でも借りてやってみることができますがお米に手を出すことはなかなかできないので、田植え、草取り、稲刈り、脱穀は毎年、参加できることを楽しみにしている活動です。(Kさん)

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(6/3ハツカダイコン大収穫!)

▼Q3参加しての総評
・参加当初は畑まで歩くのがやっとだった娘も最後には慣れて歩けるようになったのも体力がついて良かったです。トマトも食べられなかったのですが、畑で採れたトマトはとても甘味があってパクパク食べていたのもとても嬉しかったです。こちらの活動を通して初めて食べた物も多く、食育にも良かったです。ここでしかできない体験をたくさんさせていただくことができました。ありがとうございました。(YNさん)

・土で手が汚れるのを嫌がっていた子供も少しずつ慣れてきました。(Kさん)

・私が虫が苦手なせいで、あまり子どもを虫取りに連れていけてなかったのですが、いもい農場で畑の活動の傍ら、子どもたちは自然に虫を集めたり捕まえたりできるようになっていました。また竹のクラフトは子どもたちがすごい夢中になって楽しんでいたのが印象的です。今も竹の笛をほや貝のように鳴らしています。焼き芋、流しそうめんなど、普段してあげれないことも経験でき、本当に子どもたち嬉しい様子でその様子を見て親も嬉しかったです。またおいしいお料理を頂けることがいつも楽しみでした。(まゆさん)

・土曜日の午前中が本当に充実しました。朝早く子どもを連れて参加できるか心配しましたが、後半からは、子ども自ら「明日は天空の日?車の中で朝ご飯食べてく?何やるんだろう?楽しみー!」と嬉しそうに言ってくれました。野菜が苦手な娘も、新鮮な野菜に絶妙な味付けのおかげで、天空へ行くとパクパク食べ、そんな姿を見られるのも嬉しかったです。子どもが喜ぶ企画を上手にやりつつ、農作業も同時進行、スタッフの方がどれだけの時間考え、準備しているのかなといつも頭が下がる思いでした。子どもの体調と相談しながらだったので、全ては参加できなかったのは残念でしたが、本当にたくさんのことを学ぶことができました。ありがとうございました。(メダちゃん)

・参加してよかったです!!もっと参加したかったのですが予定があり、あまり参加出来ませんでした。それでもいもい農場の方は明るく声をかけて下さりほんとに感謝しかないです!!農業に関わる機会が少なくなっているので、普段できないことを体験させていただき、楽しかったです!!将来生かせることがあれば活かしたいです。(Rさん)

・歳を取ってきたので、体を動かすことの充実感。(クロさん)

・小さい頃みたいに工作に夢中になったり、農家のご飯を食べたりして楽しかったです。学校がなくなりバス停が減るなど、公共交通機関を維持することの難しさを知りました。あと、絶対にほどけない紐の縛り方を学びました。(MHさん)

・天候不順によりスケジュール 通りできなかったことが 、多かったですが ほぼ全てやり遂げたと思います。 すごいと思いました。(谷川さん)

・この活動に参加したことがきっかけで、子どもの食べれる野菜が増えた。また先日は食べておいしかったご飯を保育園のお弁当に自分で作って持っていきたいと、教えていただいた材料で作ったり、うどんも最近子どもと一緒に手打ちで作った。(RS)

・子どもが田んぼや畑でお米や野菜と触れあうことが出来てとても貴重な体験となりました。親にとっても今まで知らなかったことを知ったり体験したりすることができて、子どもと一緒に楽しんで成長することができました。子どもは、運営スタッフの皆さんの働きぶりを見て、人の役に立つことってカッコいい!って感じたようです。そんな子どもの感性も成長させて頂きました。農家さんたちのご苦労を知ったり、地域の土地や食を守っていくことの大切さなど、普段の生活では見えなくなっていたことに改めて思いを馳せるようになったと思います。ありがとうございました。(Nさん)

・農作物を育てる大変さ、採れたてのお野菜で作った料理はとてもおいしいこと、様々な年代の人と協力してする作業は楽しいことなど、娘にとってとても学びの多い1年となりました。私が調理師をしているので、お料理は毎回色んなバリエーションがあり、勉強になりました。あずきバーのお赤飯は今度ぜひやってみたいですね!いもい農場さんは幅広い活動があり、毎回親子で楽しく参加させてもらいました。1年間お世話になりました!(佐々木さん)

・今年初めていもい農場に来た時は、畑や田んぼの急な坂にビックリしました。私は去年腰の手術をしたので続けられるかなと思いましたが、収穫物につられて結構な頻度で参加させていただきました。毎回無理をしないように結構ひやひやしていましたが、おかげさまでいいリハビリになって身体もだいぶ回復したように思います。たくさんの野菜やお米、リンゴなどの生育に携われてお土産もいただきありがとうございました。(SOさん)

・7才の息子が、ご飯を食べる時に「お米は田植えとか草取りとかいろんな大変なことして出来るんだね〜」って言ったことがあって、芋井での体験を通して、楽しいのはもちろんだけど、いろんな苦労や工夫を得て野菜やお米が出来ていくのがわかってきているのかなと思いました。(FKさん)

・素材を活かした素朴な料理がとてもおいしく、子どもたちがモリモリ食べていて、家でもやって欲しいと一緒に作ったりするきっかけになったり、とった野菜を家に持ち帰ると何を作りたいと食にとても興味が持てました!(みーさん)

・はじめは何をして良いか分からず、戸惑っていた子どもも最後には自分から進んでいろんな活動に参加しており、成長を感じました。運営スタッフの方々や他の参加者の方々が温かく見守ってくださったおかげだと思っています。「何が1番楽しかった?」と子どもに尋ねると「田んぼ!生き物!あと全部!」とのことでした。私自身も農作業によって季節の移り変わりを敏感に感じた一年でした。そして野菜を買ってもできるだけ無駄なく使い切ろうという気持ちも強くなりました。(YSさん)

・野菜嫌いの子どもたち、家では中々口にしてくれませんが、活動後の空腹と自分で収穫したという嬉しさで少しづつ食べてくれることも増えました!野菜のシンプルなおかずたちもいつもとてもおいしく、大変参考になりました。おみやげ野菜もいつもとても嬉しく、家でもお野菜の登場が増えたと思います。子どもがまだ小さいこともあり農作業がしっかりお手伝いできたかというと微妙ですが、土に触れたり苗を置いたり、野菜を収穫したりと毎回できる範囲で楽しんでいました。(MKさん)

・スーパーで見る野菜などの裏にある農作業にも気持ちが向くようになりました。(いのししさん)

・普段食べない野菜料理も、いもいの畑料理は食べてくれる時があった。(Sさん)

・季節を全身で感じられるのが良かったです。子どもたちは、みんなが田植えをしている中あぜ道で遊んだりサワガニをつかまえたり、サツマイモ掘りで刈ったツルの山をクッションにして座ってお喋りしたり、そんな参加の仕方も許してもらえる環境で、楽しく過ごす事ができました。(Oさん)

・子ども2人。毎回楽しんでいます。小2の娘は畑作業がどんな作業でもとりあえず手を出してくれました。年長の娘は種まきや収穫と言う、わかりやすい作業に頑張ってくれました。(Kさん)

▼Q4 運営スタッフへ一言お願いします!
レビューをお寄せいただいた全員から、運営スタッフ11人と運営スタッフジュニアへの感謝と労いを頂戴しました。参加者と運営スタッフの間で、温かいコミュニケーションがたくさん、たくさん生まれたこと、嬉しいです。

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(2023年度運営スタッフ一同※2023年1月に開催した活動検討会議(浦中代表はお休み))

2024年度の活動も、お楽しみに!
2023年度の活動報告、終わります!
(天空の里 いもい農場運営事務局・西沢)
posted by 西沢 at 20:06| Comment(0) | 参加者レビュー

2023年12月25日

クリスマスプレゼントを頂戴しました

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(株式会社ニッチ様より頂戴した収納ケース)
長野市芋井広瀬地区で食農体験の場を作る天空の里 いもい農場は25日、長野地域こどもカフェプラットフォームを通じた株式会社ニッチ様の寄付金を活用した収納ケースの寄贈を受けるとともに、同じく同プラットフォームを通じてJAながの様からお米(籾)、同プラットフォームからカレールー、サラダ油の寄付を頂戴しました。また、シニア大学生からクラフトの材料としてグルーガンやリボン、造花などの素材のご寄付をいただきました。

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(収納ケース導入前。ごちゃごちゃしてどこに何があるのか不明な状況)

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(収納ケース導入後。引き出し側面に何が入っているのか明記して分かりやすく収納)
ニッチ様の寄付金を活用した収納ケース導入に至った経緯は、文具の片付けが誰でもできる状況ではなく、参加のお子さんたちに充実した時間を過ごしてもらいたい、取り出しから片付けまで、わかりやすい整理をしたい、と考えて導入をしました。昨年の蝶々探しで使用する網に続いての寄付となります。

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(シニア大学生からは、クラフトの資材や材料(写真は一部)を寄付いただきました)

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(長野地域こどもカフェプラットフォームからは、油とカレールーを寄付いただきました)

いずれも、2024年度の活動で、有効に活用させていただきます。多くのみなさまからのお気持ちに感謝申し上げます。
posted by 西沢 at 21:49| Comment(0) | 活動こぼれ話

2023年12月17日

2023年度の振り返りと来年に向けた話し合いをしました

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2023年度活動報告のビデオを視聴するスタッフら)
長野市芋井地区で食農体験の場を作る天空の里 いもい農場は16日、運営スタッフ会議を開催し、今年度の活動の振り返りと来年に向けた話し合いをしました。

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(手前で運営スタッフ会議、奥で運営スタッフジュニアだけで子ども会議)
この日、今年度の参加者レビューを共有し、来年の活動で工夫していきたい事など、食農体験を軸に話し合いました。運営スタッフがワクワクする、来年が待ち遠しい楽しみな内容がまとまりました。この内容は、1月27日に開催する総会で確認予定です。

▼運営スタッフジュニアだけの子ども会議も併催
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(お菓子とジュースが目立ちますが、まじめな会議をする子どもたち)

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(模造紙に話し合ったことを書いていく子どもたち)

この日、活動を支えてくれた運営スタッフジュニアの労をねぎらおうと、お菓子とジュースを準備しました。子どもたちには、模造紙とマジックを準備し、「みんなで何かを話し合って、その内容を大人に報告してください」とだけ伝えて、大人が介入しない子ども会議を開催してもらいました。たくさんのお菓子を食べながら「来年やりたいこと」をテーマに話し合ったようで、自然に、書記や発表などの役割分担もしていて、「子どもたち、立派!」と大人たちが感動する子ども会議でした。

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(大人を前に「来年やりたいこと」をプレゼンする子どもたち)
プレゼンは公開審査会の様子となり、「夏野菜のバーベキューをしたい!」「キャンプをしたい!」には、「8月の泊り企画の時にできるのではないか?」と大人。また、「イチゴを育てたい」には、「ブルーベリーの横の畑が活用できるよね!」というように、次々に来年の活動に採用が決まっていきました。凝り固まった大人たちの会議よりも、子どもたちの会議、立派でした。

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(子どもたちには、食後のケーキもプレゼント)
この日、昼食交流も行い、子どもたちには食後のデザートでケーキを用意しました。
みんなで「一年間、ごくろうさん」を感じあう運営スタッフ会議になりました。

posted by 西沢 at 15:37| Comment(0) | 運営会議や懇談etc…

2023年12月10日

特別企画リンゴチップス作りを開催しました

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(今年収穫したリンゴを活用したリンゴチップスの完成披露式を開催!)
長野市芋井広瀬地区で食農体験の場を作る天空の里 いもい農場は12/9と8の両日、活動で収穫したシナノスイートとフジでリンゴチップス作りを行いました。2月に実施したリンゴチップス・ラボの結果を活かして、サックサクのおいしいチップスが出来上がりました。

▼12/9は下ごしらえと野菜乾燥機へセット
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(段取りを確認する参加者ら)
野菜乾燥機は、もともと長野市芋井支所隣接の農村環境改善センターに設置されていましたが、支所建て替えに伴い、私たちが拠点にしている芋井社会会館に引っ越してきました。これまで、収穫したリンゴは生食だけで、残りはみんなで分けて持ち帰ることしかできませんでしたが、野菜乾燥機のおかげで、活動の幅を広げることができました。

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(リンゴの皮を剥き、芯をくりぬく作業)

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(スライサーで厚めにカットしたリンゴを並べる作業)

リンゴを並べたトレイを乾燥機にセットし、60℃・24時間の乾燥を開始し、この日は解散しました。

▼12/10は、完成披露式
この日は、午後に集合し、乾燥が終わったリンゴチップスを袋詰めしました。シナノスイートは水分が多く、ボケていましたが、乾燥させると甘い味わいが後をひく仕上がりになりました。フジは、蜜の箇所が色の差で残って、ゴージャスな見た目。味わいは酸味があり、さわやかな味わいでした。2月のラボの成果がでて、満足いく食農体験の機会になりました。

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(24時間の乾燥が終了し、乾燥機の扉を開けて覗き込む子どもたち)

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(つまみ食い!)

▼たべものに対してのリスペクト!文字絵リンゴも乾燥させました
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(剥いた皮を乾燥させました)
シニア大学の出会いのひろばから始まり、いいづな高原暮らしのフェスタ、ながの子育てフェスティバル、支援ネット20周年記念拡大情報市場、ボランティアの集いで、活動と芋井のPRで使った文字絵リンゴも乾燥させました。文字絵リンゴの最後のお仕事として、リンゴの皮チップスにしておいしくいただきました。今年の文字絵リンゴは、参加者のお腹の中に思い出とともにしまい込みました。
posted by 西沢 at 17:23| Comment(0) | 活動こぼれ話

2023年12月03日

「拡大情報市場」へパネリストとして出演しました

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長野市芋井広瀬で食農体験の場を作る天空の里 いもい農場は3日、ながのボランティア・市民活動支援ネットワーク(以下、支援ネット)設立20周年記念で開催された「第238回拡大情報市場」へ出席し、いもい農場の活動が拡がるきっかけとなった支援ネットのささえあい応援金の活用と以後の活動について、事務局の西沢が報告を行いました。

今回、ささえあい応援金を最多で得ているNPO法人みどりの市民の渡辺さん、今年のささえあい応援金で世界ダウン症の日に合わせてイベント計画している、ダウン症ひまわりの会の山口さんとともに、団体紹介と応援金を活用した取り組みについて報告を行いました。

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(会場の様子)

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(説明も加えながら2023年度の活動報告の動画を視聴)

天空の里 いもい農場では、ささえあい応援金を2016年に得て、農機具を初めて購入することができました。ささえあい応援金は公開審査で金額が決まるため、審査員はじめ、来場者も納得しないと給付とはなりません。その緊張する審査会で多種多様な助成金に挑戦する勇気、コツを学び、活動を拡げてきたことを紹介。活動の集大成である2023年度の活動報告のビデオの一部を視聴し、ささえあい応援金をきっかけとした活動の拡がりを来場者へ報告を行いました。

▼2023年度の活動報告動画
https://youtu.be/sSv1YCANVN8

約11分の動画です。こちらから動画の全編を視聴できます。ぜひご覧ください。
会場では、2023年度の食農体験のみの視聴でしたが、地域まるごとキャンパスの取り組み、長野県みらい基金を活用した「信州の特色ある学び」クラウドファンディング、10周年記念企画の紹介、地域イベント参加の報告も収録しています。

▼併催のボランティアのつどい2023にも出展
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(活動紹介でパネルの展示と収穫かごのペイントを実施)
併催のボランティアのつどいにもブース出展を行い、いもい農場の活動を紹介しました。
posted by 西沢 at 21:16| Comment(0) | イベント参加報告

2023年12月02日

10th Anniversary 2023 第15回活動報告

▼12月2日(土)の概要
・参加人数:大人35人・子ども24人(合計59人)
・内容:農道清掃(農道)、大掃除(玄関・広間の障子張り替え)、山楽会プレゼンツ「クラフト」、すいとん作り、閉講式

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(側溝の落ち葉あげと路面清掃を実施しました!)
長野市芋井地区で食農体験の場を作る天空の里 いもい農場は雪が舞う2日、2023年度最後の活動を実施しました。前回の活動である程度掃除を進めていたため、農道清掃と障子の貼り替えに集中して対応するとともに、山楽会さんのご協力により、お正月クラフトでペットボトルを使ったミニ門松作りを行い、思い出づくりを行いました。

▼年の瀬、きる事で地域に恩返し
前回の活動で、トイレや玄関周りなど、掃除を進め。今回は農道清掃と障子の貼り替えを中心に行いました。農道清掃は、側溝にたまった落ち葉をすくい上げ、路面を綺麗にしていきました。大人数で掃除に当たれるのも、ろうきん安心社会づくり助成金を活用した「限界集落にぎやかしプロジェクト」で整備した備品のおかげです。障子の貼り替えは、初めて欄間を総貼り替え。毎年少しづつ障子の貼り替えを進め、数年かかりで一巡しました。

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(農道を清掃する参加者ら)

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(障子のはりかえを行う参加者ら)

▼掃除に並行して調理
調理室では、参加者から料理をしたい方の希望を募り、すいとんの準備やハクサイの浅漬け等、料理作りを進めました。

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(いもい農場で収穫したジャガイモを剥く参加者ら)

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(いもい農場で収穫したハクサイを塩もみする北原さん)

▼山楽会プレゼンツ「お正月クラフト〜ミニ門松作り〜」
日頃、活動推進でお世話になっている山楽会さんのご協力により、ミニ門松を作るお正月クラフトを実施しました。材料は、近くの竹とナンテン、参加者に持参いただいたペットボトル。山楽会さんには、参加者と素材の準備から作成まで一緒に関わっていただきました。

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(完成したミニ門松を手にする参加者)

▼メンズが輝くすいとん作り
外では、かまどに大鍋をのせて、100人前以上のすいとんを作りました。味付けから配膳まで、メンズが中心に作りました。

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(味噌で味付け)

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(アツアツのすいとんを配膳)

▼閉講式を開催「10周年の今年、ご参加、ありがとうございました!」
最後に、2023年度の活動の閉講式を実施しました。山崎副代表から「来年もお待ちしています!」と挨拶があり、盛大な拍手の中で、今年の活動の幕を下ろしました。

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(挨拶をする山崎副代表)

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(話を聞く参加者ら)

今後、参加者から年間通しての感想を寄せていただき、その声を踏まえて、2024年度の準備を進めていきます。

▼2023年度のデータ
・参加人数:大人557人・子ども475人(合計1,032人)
・活動回数:15回
・栽培した種類と品目数 … 下記の26品目(2022年度25品目)
ジャガイモ(キタアカリ)、長ナス、ジャンボピーマン、シシトウ、ミニトマト、長ネギ、ズッキーニ、ハロウィンカボチャ、落花生、サツマイモ(ベニアズマ・シルクスイート・安納芋)、ダイコン(夏・秋)、ハツカダイコン、聖護院ダイコン、ハクサイ、ホウレンソウ、コマツナ、カブ(夏・秋)、チンゲンサイ、リンゴ(シナノスイート・フジ)、綿花、あきたこまち
posted by 西沢 at 23:03| Comment(0) | 【活動報告】食農体験