
(世界で一つだけの文字絵リンゴ!スマイル!)
食農体験の場を作る天空の里 いもい農場は11/21(土)に文字絵リンゴ収穫と和田農園のリンゴ収穫を手伝う援農ボランティア活動を実施し、40人の参加がありました。翌22(日)には、前日に引き続き援農ボランティア活動を行い、17人の参加がありました。12/5(土)には、今年度の最終日となる活動を山楽会(クラフト)・NPO法人さとやまネット信州(焚火)・大日方さん(写真展)とともに実施し、50人の参加がありました。活動の様子をダイジェストでお届けします。
▽11/21新型コロナの特別警報発令の中で開催

(検温と体調確認、密にならないよう参加者の流れをコントロールした受付)
長野県の特別警報発令となってしまった中、本来は中止にするところ、参加者オリジナルの文字絵リンゴ収穫があったため、参加者をグルーピングした上で、接点を極力減らした運営で開催しました。長野地域子どもカフェプラットフォームから借り受けた非接触型温度計やアルコール等の資材をフル活用して実施。今回の場が「Withコロナの活動」の実践となり、来年への活動へつながる貴重な挑戦の機会となりました。
▽11/21オリジナル文字絵リンゴ、収穫!

(うまく色がついたかな?慎重にシールをはがす子ども)
フジリンゴで取り組んだ文字絵リンゴ作りは、「リンゴ栽培への関心を寄せるきっかけづくり」として、長野市きらめき隊とともに実施しました。シールの貼り方が上手で、くっきり浮かび上がった文字絵。世界で一つだけの文字絵リンゴを収穫することができました。

(事務局が作成した文字絵リンゴ)
事務局が作成した文字絵リンゴ、ちょっと薄く仕上がってしまいましたが、愛着が沸きます。

(収穫する参加者ら)
11/21欠席の参加者は、11/22にも収穫するタイミングを設け、収穫をしました。
▽11/21・22援農ボランティア活動

(和田農園に集ったボランティアのみなさん)
いもい農場の運営スタッフ・参加者の他に、山楽会からも協力を得て、和田農園に植えてある250本のリンゴの木からフジの収穫をしました。和田さんのつながりで、フランスから芋井に移住したタイロンさん夫妻、戸隠在住のシルビーさん夫妻も応援に来られ、フランス語が飛び交う、日本の畑でないような雰囲気でした。
▽11/21・22畑に牛糞堆肥&米ぬかの施肥と耕耘作業を実施

(耕耘作業を終え、来年へバトンをつなぎました)
今年の最後の作業で、参加者に牛糞堆肥の施肥を手伝ってもらいながら、耕耘作業を行いました。
▽11/21大日方宏衣さんの活動も最後に

(笑顔をテーマに写真撮影をされる大日方さん)
8月からいもい農場の活動に帯同する形で写真撮影を続けてきた大日方さんの活動も、11/21が最終日となりました。その写真撮影の成果を広く伝える機会、12/5活動日の他に、今後、検討していきます。
▽11/21収穫物をホワイトナッツさんへ寄贈

(寄贈した野菜)
精神保健ボランティア「ホワイトナッツ」さんへ、野菜を寄贈しました。野菜は、翌日に開催される忘年会で活用される、とのことです。
▽12/5大人気!山楽会プレゼンツ「クラフト」
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(参加者と一緒にクラフトに取り組む山楽会のみなさん)
コロナ感染警戒レベルが特別警報から警報に引き下げとなりましたが、11/21同様に参加者をグルーピングしながら、濃厚接触の機会を作らないことを第一に、最終日の活動を実施しました。
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(作品)
クラフトは、どの参加者も集中して取り組みましたが、時間が足りないほど。でも、素敵な作品がたくさんできました。材料の一つ「綿」は、いもい農場の活動で栽培したもので、毎年、山楽会さんに寄贈させてもらい、山楽会さんのさまざまな活動で活用いただいています。
▽12/5新企画NPO法人さとやまネット信州プレゼンツ「焚火」
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(焚火を囲む参加者ら)
焚火企画を長野市安茂里地区等で実施しているさとやまネット信州さん。いもい農場をフィールドに同時開催していただきました。本当は焚火を囲みながらゆっくりおしゃべりできればよかったのですが、時間の関係で、慌ただしくなってしまいました。来年は、ゆっくりおしゃべりの機会を作りたいと思います。
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(焼きマシュマロ食べたい!でも熱い!)
子どもたちの大人気は焼きマシュマロ。Withコロナでもできるお楽しみ企画として実施しました。

(長野放送さんの取材に応える参加者)
さとやまネットさんの活動取材の一環で、NBS(長野放送)さんの取材が入りました。
▽12/5大日方宏衣さんの写真展
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(12枚の写真を展示)
大日方宏衣さん特選の12枚が並ぶ「写真展」を開催しました。コロナ対応によるグルーピングで生まれた待ち時間に、写真を見ていただきました。
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(「僕、写っている!」お父さんと記念撮影!)
被写体に「笑顔」をテーマに据えて写真撮影に取り組んだ大日方さん。活動に関わる参加者の活き活きとした様子で写真となっていて、多くの方が見入っていました。今後、さらに多くの方に見ていただけるよう、長野市ボランティアセンターを会場に写真展を開催する準備を進めていますので、詳細は今後、お知らせします。
▽12/6地域の一斉清掃に参加しました

(側溝に積もった落ち葉を除去する五味代表と和田さん)
地主の和田さんからの依頼に応え、芋井社会会館からいもい農場までの農道の側溝の落ち葉拾いを、五味代表・事務局の西沢で対応をしました。この時期に除去をしておかないと、春先の除去が大変になってしまうとのこと。少ない人数での応援となりましたが、来年は、いもい農場の参加者へも参加を呼びかけ、もっと応援の輪を広げていきたいと考えています。
▽おわりに

日ごろ、関係各位におかれましては、多大なご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございます。7年目となる2020年度の活動を、無事、12月5日に終えることができました。
私たちの活動は、「長野市芋井地区の里山をフィールドに、野遊びや農作業体験を通じて、自然を身近に感じ、環境・農業・食べ物を大切に思う気持ちが育むこと」、「中山間地域の人々と都市部の人々との交流を図ること」、「中山間地域の森や農地の保全、食文化の継承・発展につながること」を目指し、国連が提唱するSDGsの目標に活動を照らし合わせ、芋井社会会館を舞台に実施しました。今年は、緊急事態宣言による活動中止で、先が見えない中、「遊休農地にしないために、畑を活用し続ける」ことを第一に、長野県から発せられる情報をもとに活動を組み立てていきました。後半は、参加者を迎え入れ、企画回数は少ない中でも、すばらしい体験活動、思い出を参加者にお届けすることができました。コロナ禍においても、いもいのファン(土地・人・農作物)が増えた取り組みになったと感じております。
8年目の活動となる2021年度は、Withコロナの活動として、誰もが安心して参加できる場づくりを大前提に、暮らしの知恵が得られるような楽しい活動を目指してまいりますので、引き続き、ご指導とご鞭撻を賜れれば幸いです。
代表 五味 美穂子