
食農体験の場を作る天空の里 いもい農場は、新型コロナウイルス拡大防止と、地域の安全を守るために、2020年度の活動をすべて中止としましたが、運営スタッフのみで、来年へつなぐ最低限の活動でスタートを切りました。その様子をダイジェストでお届けします。
▽ジャガイモ・ネギの作付けをしました
4月24日(金)に、畝つくりとマルチ敷、25日(土)に、ジャガイモと長ネギの植え付けを、運営スタッフ全員と山楽会で実施しました。

24日、臨時総会に向けた協議会実施に合わせて、植え付け場所の事前準備で、畝作りとマルチ敷を実施しました。

25日、運営スタッフだけで開講式を実施。その中で、和田蔵次さんからメッセージを頂戴しました。和田さんは、「コロナ禍は、たくさんの問題を噴出させている中で、農林業など第一次産業を改めて評価しないといけない」と、産業革命以降の文明社会を振り返り、未来を見据える大切さを語られました。その中で、「いもい農場は、大きな教育と体験の総合教育の機会の場といえる。いもい農場を通じて、自らと社会の在り方と未来を見つめる確かな自信を持ってほしい」と、述べられました。
この日は、SBCの取材があり、その様子は、5/16(土)エコロジー最前線で放映されました。

ジャガイモの種芋と長ネギの植え付けをしました。
▽野菜の苗を植えや種まきをしました
5月10日(日)に、ミニトマト、シシトウ、丸ナス、長ナス、ピーマン、落花生の苗植えと、ダイコンの種まきを行いました。

植え付けをする苗たち。ほとんどを事務局で種から苗を作りました。落花生については、昨年、直播で栽培をはじめたところ、カラスのエサになってしまった反省から、落花生も苗にしました。

植え付けをする、運営スタッフと子どもたち
▽援農ボランティア活動を実施
5月17日(日)、和田農園の田の草刈りと、リンゴの摘果のボランティア活動を実施しました。2020年度は、お米作りやリンゴオーナー制度は実施しませんが、将来にわたった持続的な畑の活用を可能にしていくために、援農ボランティアに取り組んでいきます。

摘果作業

斜度40度の棚田の土手の草刈り

田植えを待つ田んぼの縁で草刈り
▽活動は中止でも、その時にできることを進めていきます。
天空の里 いもい農場では、引き続き、長野県をはじめとする指針を参考に、その時の情勢に合わせ、新型コロナウイルス感染拡大防止と活動の両立を模索していきます。
次号のダイジェストは、6月末に発行予定です。お楽しみに。