6月1日(土)天気:晴れ 参加人数:大人17人、子ども17人(合計34人)
内容:草取り、ジャガイモ・長ネギの土寄せ、ジャガイモの芽かき、ハツカダイコン収穫、ぬか漬け作り学習会

食農体験の場を作る天空の里 いもい農場は1日、「いもい農場の活動が地産地消の実感につながること・暮らしに活かせる食べ方の知識を得る場となること」を目的にした「ぬか漬けづくり学習会」を開催しました。「ぬか漬け作り学習会〜発酵の世界を体感!」と題した学習会は、東海漬物鰍フ協力と、信州環境カレッジより教材費の一部のサポートを受けて実施。一般公募も行い、地域の賑わいにつながる場となりました。
▽通常の活動も漏れなく実施
学習会の前に、ジャガイモ・長ネギの土寄せ、ジャガイモの芽かき、ハツカダイコンの収穫、を行いました。子どもたちは、土寄せに挑戦。ネギ坊主のカットにも、積極的に参加していました。これらの中間管理は1時間ほどで終了。芋井社会会館に戻りました。

(土寄せをする参加者ら)

(大人の姿をみて土寄せをする子ども)

(子ども中心にハツカダイコンを収穫する参加者ら)
▽漬物のプロから教わる「ぬか漬け」
ぬか漬け学習会の講師は、2017年に引き続き、今村明宏さん(東海漬物株式会社 甲信越営業所所長 2級漬物製造管理師)にご対応いただきました。わかりやすくて軽快なトークで、発酵食品である「ぬか漬け」の基礎知識から、「ぬか漬けづくりのコツ」について学び、時折、ぬか漬けクイズを実施しながら親子で楽しく学ぶことができました。

(資料を手にして説明する、講師の今村さん)
▽ぬか漬けの歴史はまだ浅い!?
前回の学習会と同様、東海漬物様の食育活動の一環としていもい農場にお越しいただきました。今村さんのお話の中の一つ「ぬか漬けの歴史」は、他の漬物が奈良時代に遡るのに対し、江戸時代と意外と新しいとのことに驚かされました。江戸、明治以降に精米技術(=白米食)の普及とともに、ぬか漬けに必須である米ぬかが、手に入れられるようになったとか。

(大きくてみずみずしい(漬けごたえのある)、コープ長野稲里店で購入した教材のキュウリとナス。)
▽ぬか漬け挑戦記念日!?
学習会の中で実施した「ぬか床クイズ」。これが結構難しく、首を傾げる大人もいましたが、ぬか床のメンテナンスについて学ぶ良い機会になりました。そして、いよいよ、東海漬物様から学習会用教材で提供いただいたぬか床に、野菜を漬けてみました。夏野菜が出回る直前のこの季節、ぬか床について知り、夏野菜を美味しく食べられる知識を得られた場になりました。参加者それぞれの暮らしが、この学習会を機会に豊かになれば良いなあ、と思います。

(ぬか床クイズ。本当はパワーポイントで学びたい内容でしたが、何とか工夫して対応いただきました。)

(ぬかの味見!?)
学習会の後、浅漬けと時間をかけた漬物を試食。材料は、ナス、カブ、ニンジン、セロリ、キュウリ、アボガド。あっという間に完食するグループもあり、「今まで全く野菜を食べなかったのに、自分が食べる間もなく、子どもが食べました」という声もありました。

(試食をする参加者ら)

(子どもに感想を引き出す運営スタッフの谷川さん。ぬか漬けに挑戦した感想を参加者全員で共有しました。)
▽参加者アンケートで頂いた声(一部抜粋)の紹介です
・ぬか漬けについて、歴史から栄養素から、詳しい説明付きで教えてもらい良かった。ぬか床をまぜるではなく、「天地返し」は知らなかった。
・ぬか漬けは大変というイメージがあり、手が出ませんでしたが、今回はチャレンジしてみようと思う。
・手ごろな大きさの容器と、量のものが作れて、それを持ち帰れるのがうれしい。家でも出来そうだな、と思えた。
・試食のぬか漬け、美味しかった。今回の講習で「割と簡単に、1日1回のお世話でなんとかなりそう」という気になりました。
・アボガドの漬物は初めて頂きました。体に良さそうです。ぬか漬けのコツを教えて頂いて、これから自宅で、夏野菜をたくさん漬けたいと思います。ずっとぬか漬けをやってみたかったので、いい機会になりました。
・とても楽しかったです。郷土料理とか、味噌作り体験とか、また機会があったら、参加したいです。
この企画に全面的にご協力いただいた東海漬物様へ、この場を借りて御礼申し上げます。(鋤柄)
【次回の予定】
6月22日(土)
かんきょうA「田んぼ」編
「天空のコメ作り〜生き物さがし」
6/22は、たんぼの環境に触れる機会のかんきょうシリーズ2回目。網を手に、田んぼの生き物を探そう!そしてそして、この回は、朝5:00集合!早起きして、朝のすがすがしさを体感しよう!お楽しみ!
内容:草取り、ハツカダイコン収穫、朝5:00の農業体験、田んぼのいきものさがし、朝飯作り、山楽会プレゼンツ昼食交流会
※この企画は、信州環境カレッジのサポートを受けて開催します。