11月24日(土)天気:晴れ 参加人数 参加人数:大人19人、子ども14人(合計33人)
活動タイトル:「大収穫祭!〜1年間お疲れさまでした!〜」究極の地産地消料理をたくさん作って味わおう!
活動内容:秋野菜の収穫、リンゴ収穫、収穫祭・閉講式。芋井田んぼの会との共催企画で実施

長野市芋井広瀬地区で食農体験の場を作る天空の里 いもい農場は24日、芋井地区住民自治協議会、長野市芋井支所、地元を来賓にお招きして、2018年度の納会となる収穫祭を開催しました。
今年の収穫祭は、広瀬神社本殿・拝殿竣工奉告祭で偶然に同席した「芋井田んぼの会」さんと共催企画として開催しました。
事前の話し合いで決めた共通目的は、
「子どもが一人もいない地区にある、かつての芋井小学校第2分校跡、現・芋井社会会館。少子高齢化、限界集落のこの場所に、「子どもの声を賑やかに響かせたい」。その願いを実現する場として、食農体験の場を作るいもい農場と芋井田んぼの会がコラボして実施します。」
広瀬神社がつないでくれた不思議なご縁、五穀豊穣を祝う楽しい収穫祭となりました。
▽今年最後の収穫はリンゴ(フジ)
今年初めて、中間管理を行ったいもい農場のリンゴの木に実ったフジを9ケース、収穫しました。圃場の斜面を気にせず、収穫から運び出しまで、子どもたち、よく頑張りました。リンゴ収穫をもって、今年のいもい農場の農作業はすべて終了となりました。

(リンゴ収穫をする子どもたち)

(ズッシリと重いリンゴケースを、斜面下の車まで運びました。)

(すべて収穫したリンゴの木をバックに記念撮影。)
▽双方の団体の強みを活かした収穫祭準備
いもい農場からは、収穫した野菜を使った料理の提供。芋井田んぼの会からは、新米のご飯と餅つきの提供、という枠組みで分担をしました。その役割分担を受けて、餅つきを実施。天空の里 いもい農場で杵や臼などがないため、実施したくともできなった念願のお餅つきでした。

(杵でお餅をつく浦中遥子さん)

(調理室では料理隊として副代表とシニア大OBが活躍)
▽収穫祭の開宴。お世話になっている地元の皆さんをお招きしました。
活動への後援でお世話になっている芋井地区住民自治協議会から、振興部会副部会長の飯塚様。長野市芋井支所内掲示板等で活動内容PRにご協力を頂いている芋井支所から、長野市きらめき隊で支所長補佐の羽賀様。地主の和田様にお越しいただき、お祝いのお言葉を頂戴しました。

(ご挨拶をされる芋井地区住民自治協議会振興部会副部会長の飯塚様)
▽双方の団体の理解を深める場として、プレゼンを実施。
今年の収穫祭では、「双方の団体や活動への理解を深めよう」という趣旨で、プレゼンをしあいました。芋井田んぼの会の林代表からは、お米作りをするきっかけや背景、活動に対する思いと、参加者との交流の紹介がありました。いもい農場からは、今年度の活動をまとめた映像を披露。双方の報告から、芋井地区外に住む参加者がたくさん訪れ、関係人口増と、地域の賑やかな声を響かせることにつながっていることが実感できました。

(芋井田んぼの会の紹介をする林代表)
▽たくさんの料理を味わいました。
今回の収穫祭で準備した料理に使われている野菜は、全ていもい農場産。早朝に運営スタッフで収穫した超新鮮な野菜たちです。その野菜が「豚汁、サツマイモとパインの芋金時、ダイコンの煮物、サツマイモとリンゴのサラダ、白菜と小松菜のあんかけ、長ネギのヌタ、カブの浅漬け、ジャガイモの千切りのカレー和え」になりました。そのほか、お餅、新米のご飯も加わり、食事を通じて五穀豊穣を祝う席になりました。

(沢山の料理を目の前に笑顔の参加者ら)
▽参加者から参加した感想を発表いただきました。
参加者一人ひとりから、「名前、参加して成長したこと・発見したこと、芋井の魅力って?」を一言づつ発表していただきました。シニア大OBの方からは「タンポポ、食べられることを初めて知った」。今年初めて参加された方からは、「お膳立てされている食農体験の場と違い、草取りや摘果作業といった、なかなか体験できない中間作業を経験できた」といった感想がありました。

(「ここに来るのが楽しい」とシニア大OBの谷川さん)
▽2018年度天空の里 いもい農場の閉講式を実施
収穫祭を閉じた後、片づけと掃除を行い、車座になって閉講式を実施しました。山岸代表から、それぞれの参加者へ労いの言葉があり、1年、無事に終える事ができました。(西沢)

(車座になって、山岸代表の話を聞く参加者ら)
▽おわりに
日ごろ、関係各位におかれましては、多大なご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございます。2018年度天空の里 いもい農場の活動は、11月24日に、5年目の活動を無事に終えることができました。
私たちの活動は、「長野市芋井地区の里山をフィールドに、野遊びや農作業体験を通じて、自然を身近に感じ、環境・農業・食べ物を大切に思う気持ちが育むこと」、「中山間地域の人々と都市部の人々との交流を図ること」、「中山間地域の森や農地の保全、食文化の継承・発展につながること」を目指して、芋井社会会館を舞台に実施しました。数え切れないほどのすばらしい体験活動を地域からいただくことができました。総じて、いもいのファン(土地・人・農作物)が増えた取り組みになりました。
6年目の活動となる2019年度は、多くの参加が広がるような活動を目指してまいりますので、引き続き、ご指導とご鞭撻を賜れれば幸いです。
代表 山岸 茂晴
【次回の予定】
12月1日(土)
特別企画:「綿花を使ったクリスマスリース作り」
綿花は、長野県長寿社会開発センター賛助会員の立川さんから苗を譲り受け、いもい農場で育てたものです。世界に一つだけのクリスマスリースを作りましょう。
材料費:1リースにつき100円
活動内容:芋井社会会館大掃除⇒避難訓練(芋井地区住民自治協議会主催)⇒おしぼりうどん振る舞い⇒クリスマスリース作り