9月8日(土)天気:雨 参加人数:大人9人・子ども5人
活動タイトル:「寄ってきましょ!芋井広瀬、村の縁側」“おやき”をお茶うけに、農家さんからお話を聞こう。
活動内容:おやき作り、交流会

長野市芋井広瀬地区の里山をフィールドに食農体験の場を提供する天空の里 いもい農場は8日、あいにくの雨のため、予定していた稲刈りを延期し、おやき作りと、地主の和田さんをお招きして、雨の日の農家の暮らし、芋井地区の歴史など、お話を伺う交流会を開催しました。
▽信州のソウルフード“おやき”作り
今年の活動で2回目となるおやき作りは、参加者同士、談笑をしながら、生地作り、具材作り、具を包んで笹でくるみ、蒸し上げました。いもい農場オリジナルのおやきが出来上がりました。

(生地を丸めて具を包む準備。)

(手と口を動かしながらのおやき作り)

(丸ナスを輪切りにして味噌を挟んだナスの他、切り干し大根、キャベツを具材にしました。)
▽モロヘイヤチップス!?
運営スタッフの浦中からモロヘイヤの差し入れがあり、モロヘイヤの天ぷらを作りました。味わいは、まさにモロヘイヤチップス。簡単にできるチップスの作り方を共有して、味わいました。子どもに大人気で、モロヘイヤの消費方法について、知見が広がりました。

(シニア大OBの谷川さん(左)と浦中(右)で、モロヘイヤの葉をもぎ取りました。)

(軽く粉を付けて天ぷらにしました。)
▽和田さんのお話(抜粋)
参加者同士のおやき作り交流会だけではもったいないので、「地元の方を交えて、お茶のみをしよう!」と、地主の和田蔵次さん(80)をお招きしました。急なお願いにも関わらず、快くお越しいただきました。おやきを食べながら、芋井の歴史、過疎や高齢の課題、いもい農場に寄せる期待などのお話を頂戴しました、

(和田さん)
★雨の日の農家
きょうはあいにくの雨模様だけど、こういう時、農家は日ごろ読みたいなと思って置いておいた本や資料を読みあさるもの。こういう日は体を休めることが大事だと思う。

(雨のいもい農場)
★農作物を作るのは大変なこと
農業は天候に大きく左右される。でも、収穫時期はとても大事で、みなさんが今進めている稲作の場合、収穫が早すぎると米粒が小さすぎて、精米の中にも白い小さな粒があると思うけど、ああいう米粒になってしまう。逆に収穫が遅すぎると米粒が大きくなりすぎて、精米したときには粉々に粉砕されて粒が残らない。だから、ちゃんとした農作物を作るというのはとても大変なことです。

(いもい農場の田んぼ)
★芋井社会会館誕生の経緯と芋井の歴史
芋井は戦後、急激に人口減少が進みました。児童の数がどんどん減り、小学校の分校が次々と閉校になりました。天空の里 いもい農場が拠点にしている芋井社会会館は、閉校の際に校舎を建て替えてもらった施設です。
過疎化は進んでいますが、平安時代からの社や石仏が多く残っている地域でもあります。こうした文化をどうやって後世に受け継ぐか。
過疎化が進み、子どもを見かけることがめっきり減りましたが、いもい農場にやってくる子どもたちを見ると、元気をもらう思いです。これからも元気に、農作業を通じて色々なことを学んでもらえればと思います。(牧野・西沢)
【次回の予定】
9月15日(土)
活動タイトル:「稲刈りをしよう!」
活動内容:稲刈り