・参加人数:大人37人・子ども34人(合計71人)
・内容:田んぼの生きもの探し、おやき作り
(生きものの絵を手に、記念写真)
長野市芋井広瀬地区で食農体験の場を作る天空の里 いもい農場は14日、降るか降らないかの天気の中、農作業(草取り・リンゴの摘果)を中止し、田んぼの生きもの探しとおやき作りを行いました。田んぼの生きもの探しでは、Team Yamassho(チームやまっしょ)との連携企画として、Team Yamasshoから生きもののエキスパート2人が講師として参加いただきました。
▼田んぼの生きもの探し

(挨拶をする井上さん(中央))
生きもの探しに先立って、講師の井上さんから挨拶と生きものを探す注意点のお話がありました。その後、上と下の2枚の田んぼで生きもの探し。生きものの絵を描くために、参加者それぞれのスマホで写真を撮影し、質問があれば講師が回答をしていきました。
講師の2人はともに高校2年生。井上さんは、小さな頃から生き物が大好きで、特に「虫」と「は虫類」を自宅に100匹以上飼育している生き物のエキスパート。土屋さんは、井上さんの幼なじみで、生き物探しで一緒に野山を駆けまわった、生き物探しの目利き役です。昨年、長野県立大学で開催された地域まるごとキャンパス活動報告会で、Team Yamasshoさんと天空の里 いもい農場が意気投合し、双方の持ち味を発揮する機会にしようと今回のコラボが生まれました。

(全員で「生きもの探すぞー!」のかけ声をかけてスタート)

(畔から生きものを探す参加者ら)
(生き物を集めたバッドを前に、土屋さんの解説を聞く参加者ら)
(撮影した生きものの名前や特徴を聞く親子)
(写真を見ながらポケット図鑑で名前を調べて絵を描く親子)
生きもの探しの途中から雨が強まり、順番を入れ替えて進めました。外で絵が描けないため、参加者のスマホで見つけた生きものを撮影してもらい、社会会館の広間で写真をみながら絵を描いてもらうことにしました。これが功を奏して、生きものの特徴をよく捉えることができ、さらには親子で話し合いながら絵を描くために会話が生まれ、講師との質疑応答で生きもののことを深く知ることもでき、会場全体で一体感が生まれました。天気のおかげで、田んぼの環境をより深く知る機会になりました。
▽おやき作り
食文化を知る機会で毎年開催しているおやき作りは、おやき作りを希望した4家族を中心に、「あんこ」「タマネギ」の2種類を作りました。あんこは生地に包みやすいように丸めて準備、タマネギは輪切りにして味噌を塗り、それぞれ生地に包んで、生地同士が引っ付かないよう柏の葉っぱに包んで蒸し上げました。9:00〜11:00の時間に200個を協力して作りました。

(タマネギに味噌を塗る参加者ら)

(あんこを小分けにする参加者ら)

(完成したおやき)
(おやきを手に写真撮影後、みんなで「いただきます!」)
小麦粉やタマネギなどの食材は、長野県社協の「地域で子どもを育むプロジェクト〜信州子どもカフェ運営緊急支援〜」を活用して実施しました。
▽番外編
今回の生きもの探しで書いてもらった絵は、みんなに見てもらおうと、早速廊下に掲示をしました。運営スタッフが振り返りを行っている時間に、運営スタッフジュニアが工夫して掲示物を作成してくれました。掲示した一枚に書かれていたことを紹介します。
「むしはかせになるには、すきをつらぬく」(Byこうまくん)
講師のお話を聞いて、こうまくんは、将来の抱負を書かれました。
あたたかい4世代交流が生まれた、今回の活動でした。
(完成した生きもの探しの掲示物を眺めて、今日の場を振り返る運営スタッフとジュニアたち)
■次回は7月5日、おいしい野菜作りのための草取り、タケノコ料理、竹クラフトです。活動報告、お楽しみに!