・参加人数:大人40人・子ども27人(合計67人)
・内容:野菜の苗の植え付け、リンゴの花摘み、里山散歩、山菜収穫、野草の天ぷら・野草の薄焼き
(長野市街地を眺めながら、「V」のポーズ)
食農体験の場を作る天空の里 いもい農場は7日、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策として、午前の部・午後の部の分散開催で実施し、午前と午後合わせて、のべ67人が芋井地区に集いました。野菜の植え付け、リンゴの花摘みをグループに分け、接触機会を減らし、少人数の運営とすることで、第1回でできなかった野草の天ぷらも実施し、タンポポなどをいただきました。
▽活動を支えていただいている和田さんからご挨拶
(活動に先立って、ご挨拶をされる和田さん)
2022年度初回だった4月23日は、新型コロナウイルス感染症感染拡大により運営スタッフのみの活動としたことで、芋井地区住民自治協議会はじめ、長野市芋井支所、地元の方の同席の開講式を見送りました。今回、参加者を交えた活動が実質初回となり、無理言って和田さんご挨拶をいただきました。和田さんからは、芋井社会会館の歴史、土と触れる意義など、活動開始に向けたエールを述べられました。
▽畑の教室
今年の新たな運営方式「さまざまな教室」(畑の教室・子どもの教室・野遊び教室・料理の教室)が、本格的にスタートしました。畑の教室では、希望する参加者とともに、農作業を実施しました。
(ナス・ピーマン・シシトウを定植)
午前にナス・ピーマン・シシトウを定植し、午後に、ミニトマトのマルチ敷と苗植えを行いました。大人の構成比が高いためか、きれいに植え付けし、風よけのあんどんも設置することができました。
(リンゴの花摘み)
午前・午後ともに、希望する参加者とともに、リンゴの花摘みをしました。手が届くところは子ども、高いところは大人で分担をしながら、黙々と作業を進めました。
▽野遊び教室「里山散歩」
野遊び教室では、里山散歩を担当し、圃場近くの西国33番巡礼の石仏や、松参寺の案内、ワラビ収穫のナビゲートをしました。
(やまびこ「ヤッホー!!」)
道中、やまびこが返ってくる場所から、みんなで「ヤッホー!!」と叫びました。声が戻ってくると、「本当に帰ってきた!」と笑顔になりました。
(西国33番巡礼の石仏)
江戸時代に設置された石仏群。当時から続く村の人々の信仰を感じる場所です。
(松参寺の学童疎開記念の碑の前で、平和について)
76年前に、この場所で30数名の児童が親元を離れて暮らしていた事実を、コープながので松代大本営地下壕ガイドの一員の西沢から伝えました。集団疎開とウクライナ戦争でも、避難されている方が大勢いることと絡めて、戦争で犠牲になるのは国民。戦争のない世の中を一人一人意識する必要性についても話をしました。
▽子どもの教室
子どもの教室は、午前はズッキーニ・カボチャの苗植え、午後はハツカダイコンとカブの種まき、落花生の苗植えを子どもたちだけで実施しました。子どもたちは、下は4歳、上は小学校6年生の10人ほど。子どもたちの中でリーダーを立てて、子ども同士で世代を超えたバディーを組み、バディーで作業をやり遂げる、結果、子どもの教室全員で作業を終えるといった達成感を体験できる機会を目指して進めました。

(子どもの教室参加の目印を肩につける)
子どもの教室に参加する子どもに、目印のリボンをつけて、活動を進めやすくする工夫をしました。

(子どもたちに苗の植え方を伝える)
長野の方言で「なから」という便利な言葉があります。「だいたい」「もうこの辺で」と、物事の途中・終盤あたりに、よく口にします。子どもたちに、「なから」は通用しないので、子どもに伝わるように説明するのは、意外と大変。説明側に緊張感が漂う、子どもの教室の説明でした。


(バディーで協力して植え付け作業)
子どもの教室の担任の先生は、子どもたちの様子を見ながら、安全に作業が進むようサポートを行い、子どもたちで、協力して作業を進めました。

(ニラせんべいを一つ一つ包む)
新型コロナウイルス感染症感染対策で料理の教室開催は見送りましたが、料理の教室の先生が作成したニラせんべいを個包装にして、密にならないで食べられるよう、包む作業を行いました。

(社会会館の縁側に座って、「いただきます」)
野遊び教室から大人たちが戻ってくる前に、一足早く、出来立てのニラせんべいをいただきました。
▼次回は5月21日、田植えです。活動報告、お楽しみに!