▼4月23日(土)の概要
・参加人数:大人17人・子ども13人(合計30人)
・内容:開講式、ジャガイモ・長ネギの植え付け、田んぼの畔の修理
(コロナ禍を斬る!)
食農体験の場を作る天空の里 いもい農場は23日、新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴い、参加者を迎え入れての活動を中止し、運営スタッフのみで2022年度の活動をスタートさせました。今回、Withコロナの対応の検証の機会と位置付け、緊張感をもって活動を進めるとともに、新たな運営方式である「さまざまな教室」について、進め方の実地検証を行いました。
▽路線バスを活用した取り組みの具体化に向けて
(かつては、出会い・別れの場所であったであろう、広瀬バス停に立つ)
2022年度の天空の里 いもい農場は、赤い羽根共同募金「地域生活支援公募配分事業配分金」を活用して、限界集落で高大生と取り組む「食農体験&子どもの居場所作り」に取り組みます。この企画は「利用者が少ない路線バスの活用」「地域の足の維持につなげる」ことを目的としています。今回、バス停から広瀬集落を抜けて会場の芋井社会会館に到着する道中を、実際に歩いて検証をしました。行きは下り坂のみ。帰りは上り坂のみ。行きは足取り軽く済みますが、帰りは・・・。
▽コロナ対策
(検温の手順を確認)
芋井社会会館の会場消毒と、受付時の検温を含め、コロナ対策の流れを確認しながら実施しました。マスクの着用の呼びかけも行いました。
▽2022年度開講式を実施
(五味代表の挨拶)
今年の開講式は、大幅に縮小して実施しました。五味代表からは、「感染警戒レベルが高く、残念ながら運営スタッフのみの活動となったが、安心して集うことができ、『来てよかった』と思ってもらえるような活動を進めていこう」と挨拶がありました。
(開講式後の記念写真「頑張るぞー!」)
▽新たな運営方式「さまざまな教室」スタート
今年から、この間の事務局集中型の運営を「みんなで運営していくこと」と、参加者の成長や、子どものできることを増やしていけるような「場の充実につなげること」を目的に、さまざまな教室を設けました。具体的には、「畑の教室」「料理の教室」「子どもの教室」「野遊び教室」「校外学習」の各教室に、担任・副担任の先生の愛称で運営スタッフを配置し、教室ごと、自立して活動を進めていきます。主体的な関わりを体験し、子どものできることを広げる、自己肯定感を伸ばすことを狙いとした「子どもの教室」の様子について、詳しく紹介します。
(子どもたちだけで今日のやることを確認するミーティング)
子どもの教室の担任の浦中先生、副担任の宝谷先生を中心に、子どもたちが今日のやることを話し合いました。この場で、ジャガイモの植え方を畑の教室の先生に教わること、小さい子へ植え方を伝えることを話し合い、リーダーを決めて、大きい子と小さい子でペアを組んで進めていくことにしました。
(リーダーの子が、ジャガイモの植え方を畑の先生から教わる様子)
リーダーとなった子が、子どもの教室を代表して、畑の教室の谷川先生からジャガイモの植え方を教えてもらいました。
(教えてもらった植え方を、子どもの教室のみんなに伝える様子)
リーダーが、子どもの教室のみんなへ植え方を伝えます。その後、子どもたちで植え付けをしていきました。子どもたちだけで進めたため、男爵を植えていたはずが、途中からキタアカリが混ざるといった品種間違えが判明。それも経験として、大目に見ていく、心の広い子どもの教室の先生たちです。
▽田畑の作業、他の様子
(長ネギ植え付け)
(マルチ敷)
丸ナス・長ナス・ズッキーニ・シシトウ・ピーマンの箇所にマルチを敷きました。次回に植え付けです。
(田んぼの畔に波板を設置)
この間、3週にわたり継続してきた田んぼの畔への波板設置作業。今日、ゴールしました。この波板は、耕作しなくなった別の場所の田んぼで使用していたものを引き抜いたもので、天空田んぼと、和田さんの田んぼへ設置をしました。棚田の畔を守り、水漏れを防ぐための作業、みんなの力を合わせた作業となりました。
(天ぷらにする予定だった野草たち)
今回、料理を見送ったため、野草の天ぷらは幻になりましたが、子どもの教室の子どもたちが野草を集めてきてくれました。この場では食べられませんでしたが、野草の天ぷらにするという雰囲気を子どもたちが届けてくれました。
▼次回は5月7日、野菜の苗の植え付けです。活動報告、お楽しみに!
2022年04月24日
2022年度 第1回活動報告
posted by 西沢 at 14:57| Comment(0)
| 【活動報告】食農体験