▼7月24日(土)の概要
・参加人数:大人25人・子ども16人(合計41人)
・活動テーマ:「朝活、スッキリ空気で朝ごはん」
・内容:オリエンテーション、水と田んぼのお話、朝5:00からの農業体験(田んぼの草取り、仕上げ摘果、文字絵リンゴ用の袋掛け、草取り)、朝食交流、山楽会プレゼンツ「蝶々探しフィールドワーク」
(活動中の日の出)
長野市芋井地区で食農体験の場を作る天空の里 いもい農場は24日、朝5:00に集合して、お米を作るのに必要不可欠な水について学ぶととともに、朝飯前仕事体験・朝食交流・蝶々探しのフィールドワークを行いました。
▽お米を育てる「水」の由来について知る機会
いもい農場では、SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」を掲げています。この目標には、すべての人が安全に水を飲めるようにすること、トイレを利用できるようにすることに加えて、水不足や水質向上など水に関するあらゆる問題を解決する内容となっています。お米作りに欠かせない「水」をキーワードに、水源についてや、棚田開発の歴史、中山間地域の現状を知るきっかけとするため、天空田んぼの地主で、毎日田んぼの面倒を見ていただいている和田さんから、お話を聞く機会を設けました。
(天空田んぼに水を引き入れる頭首工(パイプの先))
(マイクを手にして、水の由来についてお話をされる和田さん※中央)
「頭首工といっても、簡素なもので、4メートルのパイプを100メートルほどつないで、川から田んぼに水を引き込んでいる。(川が)大水となると頭首工やパイプの途中でゴミが詰まってしまい、(水が)引き込みできなくなる」と和田さん。棚田へ水を引き込む苦労話をいただきました。
(田んぼの開発の歴史、お米の栽培過程を説明する和田さん)
田んぼの畔に場所を移し、穂が出始めた稲を前に、田んぼを切り開いた先人の苦労と、お米の栽培過程についてお話をいただきました。
▽朝飯前の農業体験
この企画は、夜明け前に起きて、家を出発。朝5:00に集合して現地で日の出を迎える、というなかなか他には無いワイルドな農業体験です。事前参加集約で、半分の方は「5:00集合に自信がない」と回答がありましたが、欠席はゼロで、全員朝飯前の農業体験をすることができました。
(田んぼの草取り)
前回に引き続き、田んぼの草取り。7:00までの時間は日陰で、水の冷たさもあり、快適に作業を行うことができました。
(仕上げ摘果と文字絵リンゴ用の袋掛け)
リンゴの仕上げ摘果を行いました。その後、文字絵リンゴを作成する準備として、シールを張り付けるリンゴへ遮光袋をかぶせていきました。
(畑の草取り)
今日のメインは、草取り。ジャガイモとサツマイモの畝間を、一気に草取りをしていきました。
(草取り、きれいにできたっ!でしょう!)
全員で協力して、目に見える成果を上げることができました。参加者それぞれ、中間管理の大変さと、朝飯前の作業の必要性を体感する機会になった様子でした。
▽朝食交流
(地産地消スペシャル朝食セット)
朝飯前の活動だったので、おにぎりとお味噌汁をいもい農場で準備。とれたてキュウリも和田さんから差し入れがあり、みそ和えにして提供しました。お味噌汁の具は、ズッキーニ・ジャガイモ・ネギは、朝のとれたて。地産地消スペシャル朝食セット、いただきました。黙食後にマスク着用で交流会を開催。参加者全員で早起き選手権を実施。一番早起きは「2:50」。楽しみだったようで、早くに目が覚めてしまったとのことでした。この早起きさんの家族には、今日収穫した野菜セットをプレゼント。全員で、交流を楽しみ、人となりを知る機会にもなりました。
▽蝶々探しのフィールドワーク
(活動拠点周辺の蝶々探しをしました)
朝食後に活動を終了すると、せっかく集まったのにもったいない、との思いから、山楽会さんプレゼンツのオプション企画「蝶々探しのフィールドワーク」を実施しました。講師に、山楽会の天尾さん。小学校4年生から蝶の魅力に惹かれ、蝶の名前を勉強したり、自ら標本を作ったりされてきたとのことです。芋井社会会館・田んぼ・畑に通じる道中で、蝶を捕まえ、その都度、天尾さんから名前や特徴などを教えてもらいました。20種類ほどいもい農場周辺には生息しているとのことですが、フィールドワークの中では、10種類ほど見つけることができました。蝶に目を向ける機会となりました。
▼次回は8月7日
次回は、ジャガイモの収穫後、大鍋でカレーを作って味わいます。究極の地産地消!活動報告、お楽しみに!
2021年07月24日
活動報告 朝活、スッキリ空気で朝ごはん
posted by 西沢 at 16:36| Comment(0)
| 【活動報告】食農体験