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2016年07月08日

天空の里いもい農場 循環型農業の紹介

天空の里いもい農場では、店舗からでる生ゴミを使った牛糞堆肥の施肥を通じて、循環型農業を実践しています。その牛糞堆肥について、フェイスブックでお馴染みのクロこと、広報担当の鋤柄(スキガラ)から紹介します。

天空の里いもい農場(いもい野遊び塾)で循環型農業を考えるようになったきっかけは、土がやせ細ってしまったことです。原因は、化成肥料中心に農作物の栽培を行ってきたことで、土が硬くなり、雨が降って乾くと、石みたいになってしまっていました。栄養がなくても育つイネ科の雑草が多い茂り、野菜の元気が年々無くなっていく様子を目の当たりして、「このまま同じ事を繰り返していたら、農業の継続にならない」と考えていた時に、三村牧場様から牛糞堆肥をお分けいただくお話をいただきました。

2012年から牛糞堆肥の施肥を開始して、2014年から活動母体は変わったものの、継続してご提供いただいています。牛糞堆肥の施肥を通じて、土の感触が柔らかくて、見た目からも栄養がありそうな土に変わってきました。雑草よりも野菜の力が勝るように、地力がついてきたようにも感じています。

土を元気にする魔法の牛糞堆肥の原材料は、コープ長野稲里店(コープながのの食品リサイクル箱のページから)・コープ安曇野豊科店・コープながのの物流センターである塩尻要冷集品センターの他に、某外食チェーン店から出る食品残さの生ごみと、牛糞、ワラ。それらを混ぜ合わせて1年ほど発酵させて作ります。三村牧場さんで作られる牛糞堆肥のほとんどは、広大に広がるスイカ畑に施肥をして、スイカ生産の一助を担っています。三村牧場が位置する松本市波田は、JA松本ハイランドの事務所があって、全国的に有名なスイカの一大生産地です。



さて、前置きが長くなりました。
7月3日(日)に、西沢(事務局)と鋤柄で、この間のお礼と秋野菜栽培用の牛糞堆肥をお分けいただくこと、生産者交流を目的に訪問してきました。事務局よりこの間のお礼をさせて頂いて、三村さんからいろいろとお話を伺いながら牛糞の袋詰め作業をおこないました。
 
袋詰め後、関係者以外はなかなか入れない場や飼料、飼料を配合する大きな機械を見学させていただきました。

(トウモロコシを茎ごと粉砕した自家栽培の飼料)

(エサを混ぜ合わせる機械)

(搾乳する場所)

三村牧場の取り組みへの理解が深まると同時に、三村さんの人柄を感じることができました。牛糞の効果的な施肥の仕方やタイミング、酪農家で大変なことなど、たくさんの貴重なお話しで盛り、時間を忘れるほどでした。たくさんのお話の中から、箇条書きに整理してお伝えします。

【牛糞堆肥のお話し、いろいろ】

・生ゴミと籾がら、稲わらと牛糞を混ぜ、約1年かけて発酵させる。発酵中はフンの臭いを発しながら発熱するため、ハエかウジしか生きられない。
・出来上がった堆肥は、臭いがほとんどしない。いろいろな虫(微生物)がたくさんいる。
・牛糞堆肥は、地元のスイカ農家に頼まれて、専用の機械で畑に撒いている。
・牛糞堆肥の施肥のタイミングは、雪が降る前がグット。
・天空の里いもい農場の広さ(約25メートルプール1面)だと、1トン近く施肥してもよい。

【三村牧場のお話し、いろいろ】

・120頭ほどの乳牛を飼っている。子牛は30頭ほど。
・搾乳は朝晩の2回。
・殺菌温度の低いパスチャライズド牛乳(72℃15秒間と63℃30分間)を出荷しているので、搾乳機械と乳房の衛生管理には細心の注意を払っている。
・粗飼料はトウモロコシなど自給でまかない、一部配合飼料を混ぜている。

・牛舎は1頭ごとのゲージ飼いではなく、ストレスを与えないよう放し飼い(フリーバーン牛舎)にしている。

・自動ブラッシングの機械が設置されていて、牛の意思でブラッシングしている牛がいる。

お話が盛り上がり、お別れするのが名残惜しい中で、三村様から天空の里いもい農場へメッセージを頂戴しました。
「自分で食べるものは、自分で美味しく作る。それを身をもって体験してほしい」

三村様の言葉を胸に刻みながら、秋野菜の作付時に牛糞堆肥を施肥させて頂き、美味しい野菜を作り、参加者を始め、地域の皆さんで味わいたいと思います。この場を借りて、三村様にお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

天空の里いもい農場の循環型農業は、店舗残さから作られる牛糞堆肥の活用が中心ですが、さらに身近な環境教育として、活動中に出る生ごみをコンポストで堆肥化をする取り組みを検討しています。ゴミ排出が少しでも減るように、活動を通じて考えてまいります。
posted by 西沢 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動こぼれ話
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