▽レポート 畑の修復作業「畑の若返り大作戦」
2016年に耕運機を導入して、作業の省力化が図れた一方、斜面ゆえに、耕運機で畑を起こす度、重力で土が斜面の下へ移動していってしまいます。2019年までの4年で、備品小屋と畑の間に40センチの段差が生じてしまい、圃場面積も狭くなってしまいました。今回、その段差解消を、気合を入れて実施しました。
▽2015年。道具は、クワだけの手作業時代
クワで畑を起こしていたため、土の移動は最小限でした。まだ、写真右、草でおおわれている箇所と畑の段差はありませんでした。(写真は、2015年8月)
▽断層のように成長した段差

斜面下に少しずつ土が移動し、約40センチの段差ができてしまいました。段差ができた分、圃場も1メートルほど狭くなり、1畝分栽培できなくなってしまいました。
▽そこで、畑の若返り大作戦!

(畑下部にたまった土をケースに入れるところ)
(畑上部の段差を埋めているところ)

(斜面を均しているところ)

(段差解消後(写真右)と解消前(写真左))

(段差解消!)
▽作戦終了!?イヤイヤ、ゼロからのスタートっす。
畑下部・畑中央部の表層土を剥いで、畑上部に移動したため、畑下部・中央部から現れたのは、微生物の力で、フカフカになっていない、固い粘土質の土。土づくりが、リセットしてしまったとも言えます。この作業、2019年の暮れにしておくべきだった、と作業を終えて気づく始末。今年の野菜の栽培は、全く違う畑で農作業を行うのと同じ状況となりましたが、地主の和田さんから、「農業は毎年1年生」といわれる言葉を思い返して、今年の状況に対処していこうと思います。