新書 「話が長くなるお年寄りには理由がある」 [2014年09月30日(Tue)]
増井 幸恵 (著)
「話が長くなるお年寄りには理由がある」 (PHP新書) 780円(税抜き) 歳を取ると話が長くなる――あまり歓迎されない傾向だが、そこには「なるほど」と思える理由がある。本書はそのような、老後に生じる「心境の変化」を論じ、特に一種の成熟の表れである「老年的超越」について詳述する。例えば、社会とのつながりが少なくても寂しくなくなったり、何事もポジティブにとらえる傾向が生まれ、しかも努力や経験を重ねなくても、歳をとれば自然にそのような状態に落ち着くのだという。 高齢者心理学の専門家が、1831人の大規模調査(平均70歳以上の幸福感[老年的超越]の調査では日本最大)で見えてきた、高齢者の幸福な境地を語り、「生涯現役」とは異なる価値観を提示する。 目次です 第1章 「あれこれ考えないのよね」 第2章 高齢者心理学とは何か? 第3章 幸せな高齢者と「老年的超越」とは? 第4章 日本人の「老年的超越」の研究結果 第5章 長生きする人の性格とは? 第6章 高齢者の心理発達をふまえた高齢者との付き合い方 終章 「生涯現役」ともう一つの選択肢 お薦めします。【KB】 |
Posted by
大阪手をつなぐ育成会
at 00:49