新書 虚偽自白を読み解く [2019年02月13日(Wed)]
浜田 寿美男 (著)
虚偽自白を読み解く (岩波新書) 880円(税抜き) 無実の人が自白に落ち犯行内容を語ってしまう。そしてかつての自白を撤回する。体験した者にしかわからないその過程はどういうものか。足利事件、狭山事件、袴田事件(清水事件)、日野町事件、名張事件を実例に、虚偽自白を見抜き、むしろ、冤罪の温床にもなってきた自白を逆手に取り、無罪を勝ち取る道筋を示す。 目次です はじめに 第一章 虚偽自白とはどういうものか 1 自白で立ち上がる事件 2 足利事件と虚偽自白を読み解くための理論 第二章 自白への転落──足利・狭山・清水事件 1 わずか一日での転落 2 長期間の取調べの果てに 3 まったく耳をかさない取調べ 第三章 自白内容の展開 1 無実の人の「語れなさ」 2 犯行内容が語れない 3 大量の事実を語れない 4 事後の「事実」から組み立てられた奇妙な自白 5 「ありえない自白」をありうるかのように繕う 6 現場検証で当てた「正解」──日野町事件 7 犯行の「計画」を事後につくる──名張事件 第四章 自白の撤回──自白を弁明するとき 1 自白の維持からその撤回まで 2 かつての自白をどう弁明するか おわりに 冤罪の深い根を断つために あとがき お勧めの1冊です【KB】 |
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大阪手をつなぐ育成会
at 00:33