新書 「考える障害者」 [2018年03月24日(Sat)]
ホーキング青山 (著)
「考える障害者」 (新潮新書) 720円(税抜き) タブーと偽善を吹き飛ばす、 本音度100%の障害者論 往々にして世間は障害者を汚れなき存在のように扱う。 一方で、表には出てこないが、「厄介者」扱いする人もいる。 そんな両極端の捉え方ってなんかヘンじゃないか――身体障害者芸人として二十余年活動してきた著者は、偽善と建前を痛烈に嗤い、矛盾と盲点を鋭く衝く。 「24時間テレビ」「バリバラ」「乙武氏」「パラリンピック」から「やまゆり園事件」まで、本音度一〇〇パーセントで書き尽くした、前代未聞の障害者論。 まえがき 1 「タブー」を考える 障害者は気を遣われる/バカにしてるのか?/理解されないのはなぜか そしてタブーになる/障害と障がいと障碍/差別用語は使う人の問題 税金の問題/働かない方がいいのか/労働は何のためか 2 「タテマエ」を考える タテマエの弊害/人間みな平等だが/個性で片づけるな こんな個性は嫌だ/治せるものなら治したい/多様性のために生きているのではない 一口には言えない/ボランティアが障害者を弱くする/私が見たボランティア 3 「社会進出」を考える セックスボランティア/『バリバラ』への違和感/何のための笑いなのか パラリンピック/先人がいない苦労 4 「美談」を考える 「24時間テレビ」のこと/聖人君子のイメージ/ご意見は? 喜ぶ人がいる限り変わらない/感動ポルノ批判は容易だが/「感動するな」もおかしい 感動するなら評価をくれ 5 「乙武氏」を考える 日本一有名な障害者/よだれは見たくない/消臭されたウンコ 子どもは遠慮なし/不倫騒動をどう見るか/健常者の感覚 6 「やまゆり園事件」を考える やまゆり園事件とは/介護者は天使ではない/容疑者はかなり極端 生きていい理由/本当に考える必要があること 7 「本音」を考える 同じ人間として扱ってほしい/ナンセンスな質問/バニラ・エア騒動を考える 異議申し立ての意義/愛想は大事/できれば大らかに 親切な人が壁になる/なぜダメ出しを/適切な線引き 結論というほどではないが/もっと胸襟を開いて話し合いたい あとがき どうぞ【KB】 |
Posted by
大阪手をつなぐ育成会
at 00:08