新書 潜入ルポ 東京タクシー運転手 [2015年02月02日(Mon)]
矢貫隆『潜入ルポ 東京タクシー運転手』は、座席にふんぞり返っていてはわからない、タクシー業界の実態がつぶさにルポされている。なにしろ、著者はそのために2年半、タクシー運転手を務めたのだ。都庁を知らずに新宿で営業する運転手がいて、仁義なき「お客争奪戦」が事故の多発を招く。路上喫煙禁止条例も無視して、順番待ちの「喫煙タイム」。タクシー特例地域から東京が除外されたことで、新たな試練が! 乗車する際にはご注意を。
矢貫 隆(著) 「潜入ルポ 東京タクシー運転手」 (文春新書) 800円(税抜き) 安心・安全を標榜する公共交通機関・タクシー。だが実態や、いかに?ノンフィクション作家自らハンドルを握り、デフレ不況下の東京を走り抜けて分かった「事故」「売上げ」「道路案内」そして「お客」の悲喜こもごも! 目次 第1章 受難の時代 第2章 命がけは「運転手」か「客」か 第3章 東京でタクシー運転手になってみた 第4章 接客マナーはなぜ改善できないか 第5章 翻弄され続ける運転手 おわりに「東京のタクシーはすごい」と言わせてもらいたい どうぞ【KB】 |
Posted by
大阪手をつなぐ育成会
at 00:06