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新書 迫りくる「息子介護」の時代 [2014年04月12日(Sat)]
平山 亮 (著), 解説 上野 千鶴子
「迫りくる「息子介護」の時代  28人の現場から」
(光文社新書) ¥ 880(税抜き)

◆介護なんてオレには「他人事」
……そう思っていませんか! ?気鋭の社会心理学者が
介護からあぶり出す「男という困難」
【上野千鶴子氏推薦&解説! 】

◆「息子介護」とは、嫁でも娘でも妻でも夫でもなく、
息子が親の介護をすること。
まだ耳慣れない言葉だが、息子介護者は着々と増えている。
少子化できょうだいの数が減り、非婚化で生涯配偶者をもたない人が増え、
たとえ妻がいても、妻は自分の親の介護で手いっぱい――。
やがて親類や会社、家の近所を見渡せば、
あの男性もこの男性も「息子介護」をしている、という日が必ず来るのである。

著者は1979年生まれの社会心理学者。
28人の息子介護者からの聞き取りをもとに、
彼らがどんな思いを抱きながら、周囲の人々と関わり、家事や介護をこなし、
仕事との両立や折り合いをつけたりつけなかったりしているかを、丁寧に描き出す。
「息子が介護」という異常事態!? を機に表出する男社会の息苦しさの「あるある」を浮き彫りにする、
もうひとつの「男性学」になっている。

目次です。
はじめに
【注意! 介護・福祉の現場の方、研究者の方へ】
第1章 息子介護の「いま」
――統計から見える傾向と、それだけではわからない経験
第2章 親の介護と、「妻」との関係
――嫁のいる息子が介護者になるとき
(1)「夫が看れば、妻は楽」――とは限らない
(2)介護する息子と、その「夫婦のカタチ」
第3章 「きょうだいではなく、なぜ自分が……」
――介護責任をめぐる論理と応酬
(1) 男きょうだい:息子介護者にならなかった息子たち
(2) 女きょうだい:嫁いだ姉妹との関わり方
(3) 「用意周到」な息子はまれである
第4章 「息子の看方」とその見方
――オトコであることの困難と希望
(1)オトコの家事の、オトコの見方
(2)母を介護する男ゴコロ
(3)父への期待、母への期待
(4)「ミニマムケア」のメリット・デメリット
(5)息子介護者として「仕事を続ける」ことの意味
第5章 家族外のネットワーク
――家の外で息子が「介護者をする」こと
(1) 息子介護者と「職場の人びと」
(2) 親の介護と友人関係
(3) 地域のネットワーク
おわりに
解説 もうひとつの「男性学」――上野千鶴子
あとがき

知的障害でも養育介護の主役は母親=「女親」
父親=「男親」の役割を重ねて読むとこの養育介護の世界の位置づけがくっきりと浮かび上がってきます。今年一番のおすすめ書かもしれません。【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 00:18
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