CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
最新記事
<< 2013年04月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
たまに、佐賀新聞4月14日の社説そのまま [2013年04月16日(Tue)]
新学期をみんなで見守る

新年度、小中学校や高校も新しい1年が始まった。学校の話を二つ紹介したい。
唐津市肥前町の入野小学校は児童数100人余、郡部の小規模校だが、欠席率は唐津市平均の4倍に上っていた。ちょっとした風邪でも市内まで通院すると昼過ぎになってしまう。そんな地域事情に加え、安易な欠席も目立ち、基本的な生活習慣が身についていない面が見受けられた。
そこで学校の玄関に「ゼロのなる木」というグラフ表を掲示し、児童が一人も休まなかった日は葉を1枚加えていった。一昨年度は3枚しかつかなかった。それが、昨年度は38枚もの葉がついた。
出席を強制するのではない。欠席ゼロを目標にしつつ、児童が休んだ日、担任は「早く学校に来られるといいね。みんな待っているよ」と伝えるようにし、欠席後の登校しづらい気持ちを和らげた。学校、保護者、児童の意識の変化が、実を結んだ。
もう一件、厳木高校は毎年、10数人が中途退学し、一昨年度は21人に上った。それが昨年度は5人にとどまり、特に7割前後を占めていた1年生の退学が数人に減った。
1年生の退学は「高1クライシス(危機)」と呼ばれ、各校苦慮する問題である。
厳木高は昨年度から1年生を1学級30人の少人数学級にし、基礎学力の向上や生活相談、生徒指導に力を入れた。教師の増員はなく、その分、授業数など負担は増えるが、生徒との関係を密にして危機を乗り越えようという試みが早速、成果となった。
教育というと、中高一貫教育の広がりや「ゆとり教育」の見直しなど、制度改革の大きな流れに目を向けがちだ。だが、個々の学校現場では地道ながら公教育の根幹と言える取り組みが行われていることをあらためて知った。
公教育の目的の一つは、生まれ育つ家庭や地域に関係なく、すべての子どもたちが自分の才能を伸ばし、将来、自立した社会生活・職業生活を営むことができるようにすることだ。その基礎をつくるのが義務教育の役割である。
しかし最初でつまずく児童もいる。ある小学校では学年当初、担任が始業前や休み時間にできるだけ教室にいるようにしているという。友達をつくれず一人になりがちな児童がいないか、様子を見守り、友達づくりを仲立ちするためだ。
高校にしても、せっかく入学した学校になじめず、退学するケースを防ぐためにも、生徒同士の人間関係づくりの大切さは同じだろう。
もちろん学習意欲を左右する生活習慣は、まず家庭が担うべきことである。しかし、経済的理由や家族関係の変化で家庭の基盤そのものが揺らいでいる。
児童の日常から“異変”を感じ取った担任教師が保護者に生活保護の手続きを助言することもあるという。学校がセイフティーネットとならざるを得ない現実がある。
体罰問題を契機に、教師の意識と指導法が問われている。身内をかばう学校や教育委員会の体質への不信感も根強い。ただ、保護者や地域住民の信頼と協力があってこそ、学校は機能していく。
子どもたちが希望を胸に学校生活を始めた4月。教師の自覚を求めながら、地域と家庭で学校、教師を支え、学ぶ環境を整えていくことの大切さを思う。(吉木正彦)
以上です【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 00:50
| 次へ
プロフィール

大阪手をつなぐ育成会さんの画像
リンク集
https://blog.canpan.info/ikuseikaiosaka/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/ikuseikaiosaka/index2_0.xml