アール・ブリュットネットワーク設立 [2013年02月13日(Wed)]
「生(き)の芸術」を意味する
アール・ブリュットの初の全国組織 「アール・ブリュットネットワーク」の 設立記念フォーラムが2月10日、 アメニティフォーラムでにぎわう 大津プリンスホテル内で開かれました。 アール・ブリュットは 正規の美術教育を受けていない人による芸術作品ですが、 日本では障害者の作品を指すことが一般的です。 このネットワークは福祉や美術のほか、教育、 医療、行政、NPOなど各分野を結びつける目的で 設置されました。 会長には国立美術館理事長と国立西洋美術館長を務める 青柳正規氏が就任。 式典では、発起人のひとりの 滋賀県社会福祉事業団理事長の北岡さんが、 自身30年にわたりあきらめずに取り組んできた活動が ひとつの結実となり、感動のごあいさつをされました。 滋賀県内では県社会福祉事業団が運営する 「ボーダレス・アートミュージアムNO−MA」 (近江八幡市)が、 2006年から全国の社会福祉施設や精神科病院を回って 約130人の作品を発掘。 今回の会場内の展覧会ではその一部で、 作家25人による252作品を2月8日から10日まで展示。 問い合わせは滋賀県「美の滋賀」発信推進室です。 障害者の長年の取り組みが、 高齢者の支援や生活困窮者の支援に続き、 芸術の分野でも広がりを見せています。 アール・ブリュットネットワークの活動を 期待し応援したいと思います。【KB】 |
Posted by
大阪手をつなぐ育成会
at 00:58