新書 AI兵器と未来社会 [2020年02月24日(Mon)]
「想定」は必ず覆される―。科学の歴史を遡り、AIの未来を予見する。AIを搭載した自律型致死兵器、通称“キラーロボット”の研究開発が世界中で進行している。人工知能は意志を持ち、人を殺すことができるのか?AI兵器戦争を制御することはできるのか?気鋭の人工知能学者が放つ、画期的な科学論。
栗原 聡 (著) AI兵器と未来社会 キラーロボットの正体 (朝日新書) 750円【税抜き】 <目次> はじめに 【序 章】 人工知能の「今」 人工知能ブーム/第二次ブーム/第三次ブーム/ディープラーニングとは何か/深層生成/正しく理解するには 【第1章】 知能とは何か ロボット掃除機/低汎用型人工知能とは「?/強い人工知能」「弱い人工知能」 【第2章】 意識とは何か 自由意志/顕在意識システム/強化学習/顕在意識はなぜ錯覚するようになったのか?/時系列的に整理し、ストーリー的な情報に整形する/我々には自由意志はないのか?/人工知能は意識を持つようになる/あくまでも主役は人 【第3章】 人のような知能を持つ機械はどうやって作るか? 工学的製品はトップダウン型/生物はボトムアップ型/創発と群知能/蟻のフェロモン/協調メカニズム─中央集権型/協調メカニズム─直接協調型/協調メカニズム─間接協調型/断絶/蛍の群知能/蛍の同期のタイミング/スモールワールド実験/驚くべき結果/ネットワーク構造/人を超える人工的な知能は生まれるか 【第4章】 人工知能は人を殺せるのか 道具型人工知能は人を殺すのか?/自律型人工知能は人を殺すのか「?/常識」を問う/人工知能が解けない問題/完全なる自律型人工知能は危険か?/進化的手法とは何か/ガイドラインの必要性/人間力こそが要 【第5章】 キラーロボット研究開発の現状 キラーロボットとは?/タイプA:半自動型兵器/タイプB:自動型兵器/タイプB1:用途限定型の人工知能を搭載した兵器/タイプB2:低汎用型人工知能を搭載した多機能型の自動化兵器/トリガーを引くのは誰か?/暴走ではなく、「誤動作」である/タイプC:集団自動型兵器/タイプD:自律型兵器/タイプE:集団自律型兵器/国際的な現状/AI兵器攻撃における新しいルール/日本はどう対応すべきか 【第6章】 人間社会は人工知能とどう向き合うべきか 求められるのは人間力/電卓に向かう我々/AIに近づこうとする人間/創造とイノベーション/人間は進化しているか?/主役は知能/東洋的感性に期待 おわりに お勧めの一冊です【KB】 |
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大阪手をつなぐ育成会
at 00:39