新書 人工知能時代を<善く生きる>技術 [2018年05月24日(Thu)]
堀内 進之介 (著)
人工知能時代を<善く生きる>技術 (集英社新書) 720円(税抜き) 「あたらしい技術」は脅威か福音か? はっきり言おう、そのどちらも間違っている! ――これが未来の見取り図だ! スマホ、スマート家電、スマートカー、スマートスピーカー…。身の回りにある「スマート」なテクノロジー。 いつでも・どこでも・何でも・誰でもネットに接続され、膨大な量の情報がやり取りされる。そうした情報の履歴から近未来を予測し適切な対応を講じる「あたらしい技術」の導入が進む。 「あたらしい技術」には、生活を豊かにし未来をバラ色のすると期待する「待望論」がある一方で、監視社会の強化や雇用崩壊、人間らしさの喪失など「脅威論」も存在する。 しかし、「待望論」と「脅威論」のどちらが正しいかを議論するのは不毛だ。なぜなら、どちらも間違っているのだから。私たちが考えるべきなのは、技術が隅々まで浸透する社会の中で、技術とともに「いかに善く生きるか」ということだ。 本書では、技術と人間の関係を根本から問い直し、近代が前提としてきた人間中心主義を批判しながら、人工知能時代の<善き生>を追求する! 主な内容 ●なぜ「あたらしい技術」は私たちを疲弊させるのか ●「アップデート」し続けるストレス ●現在の自動運転技術は「物足りない」 ●「会話型インターフェース」に注目すべき理由 ●データ化される私たち ●あなたの「データ」は誰のものか ●消費者を「意欲させる」技術 ●「意欲させる」技術と「洗脳」の違い ●ポイントカードへの違和感の正体 ●つながればつながるほど自尊心は傷つく ●本当に恐れるべき「シンジュラリティ」 ●技術は「軍拡」より「軍縮」が大事 ●「つながりっぱなし」のストレスから逃れるには ●「身体拡張」という技術革新の行方 ●私たちを自由にする「引き算」の思考 ●AIが人間の「定義」を変えていく 【目次】 序章 私たちを揺るがす「あたらしい技術」 第1章 魂を支配するテクノロジー 第2章 それでも、つながらずにはいられない 第3章 人間と「あたらしい技術」は共存できるのか 第4章 <善く生きる>技術 第5章 失うことで未来は開ける お薦めです【KB】 |
Posted by
大阪手をつなぐ育成会
at 00:20