新書 弁護士の格差 [2018年02月28日(Wed)]
弁護士の格差 (朝日新書)
秋山謙一郎 (著) 720円(税抜き) 弁護士サバイバル時代到来――時代を如実に映す《弁護士の格差》を追え! かつて「聖職」ともいわれ、多額の報酬と尊敬を得られた職業「弁護士」の世界にも 《格差》の波が拡がっている。 その5割が所得400万円以下といわれる経済格差、 金バッジをつけながら一度も裁判経験がないというスキル格差、 はたまたトンデモ先生≠フ無法な実態に呆れてものがいえない意識格差まで徹底ルポ。 「過払い金整理」「離婚調停」の落とし穴から、 アディーレ事件の本質をも詳述する渾身作。 目次です 【プロローグ】 ●〈勝ち組〉なのか〈負け組〉なのか ●「アディーレ」夜明け前 ●「いい先生」か「悪い先生」か ●「多すぎる」弁護士たち ●《スキル格差》の実態 ●〈法律家〉か〈サービス業〉か 【第1章】 弁護士が教える弁護士の探し方と選び方 ●いったい、いくらかかるのか ●拡がる弁護士の《費用格差》 ●《費用格差》が生まれた理由 ●弁護士の人気商売〞化 ●料亭だけの世界から、ファミレス、激安店まで ●いい弁護士の選び方 ●誰かしら6人介せば辿り着く ●不倫で慰謝料を請求された独身女性の場合 ●〈街弁〉ベテランの重鎮弁護士――旧日弁連報酬基準 ●〈新興法律事務所〉――事件〞次第で弁護士費用が変わる ●打ち合わせは「ファミレス」の〈格安弁〉 【第2章】 弁護士の《経済格差》 ●切実な低所得化 ●弁護士による「横領」 ●ビジネス〞としての良し悪し ●組織力〞の〈新興大手〉法律事務所 ●個人商店・商店街〈街弁〉vs大手流通店〈新興大手〉 ●広告・宣伝の効果はほとんどなし ●新時代の三種の神器 ●「地道に仕事をすれば仕事は得られる」 ●ベテラン〈街弁〉事務所のこだわり ●カネにならない〞刑事事件 ●〈ヤメ検〉といえども民事事件 ●刑事事件の費用額の相場 ●〈私選弁護人〉と〈国選弁護人〉の差 ●「裁判所が嗤う事件」も引き受ける時代へ ●SLAPP訴訟の実態 【第3章】 〈旧司組〉vs〈新司組〉――その《格差》とは? ●食えない資格ナンバーワン ●プラチナ〞からシルバー〞、銅〞へ ●合格率約2%から約23%へ ●〈旧司法試験〉の難関伝説 ●不合格から「ひと桁合格」へ ●真の力量格差 ●法科大学院制度の功罪 ●実務における違い ●事件の小口化〞で金脈 ●弁護士増えれども増えない事件 ●「数」を捌けない弁護士という職 ●「年200万円」という嘆き 【第4章】 弁護士の《意識格差》 ●在日コリアン弁護士の《意識格差》 ●〈ヤメ判〉弁護士の実像 ●弁護士会を否定する弁護士が出てくる時代 ●本物は表には出ない ●「依頼者に寄り添う」弁護士とは ●弁護士人口「6万人」時代へ ●「専門性」が意味するもの ●「得意分野」や「ライフワーク」を持つ実像 ●志を持つにもカネがいる ●増加する〈企業内弁護士〉 ●「法テラス」の孕む問題 【エピローグ】 ●司法制度改革の真の目的 ●〈法の僕〉か〈依頼者の僕〉か ●時代のケジメ ●司法へ臨む姿勢 お勧めです【KB】 |
Posted by
大阪手をつなぐ育成会
at 00:53