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たまに、S-プランニングの鈴木伸佳さんのことを [2015年08月25日(Tue)]
S-プランニングの鈴木伸佳さんから8月20日のこと

本日、FM熊本(ラジオ)の番組で
「LLブック」(本人向けのわかりやすい本)についてインタアビューを受けました。

「Sプランニング」
企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。
今日は、文字を読むのが苦手な人でも
楽しく読むことができるように工夫された
「LLブック」という本などを出版している
「Sプランニング」のヒミツに迫ります。
「Sプランニング」は、東京都にある障害者福祉の本を
出版している会社です。
今日お話を伺ったのは、「Sプランニング」
取締役 鈴木伸佳さんです。

Q@まず「Sプランニング」について教えて下さい。
2005年から、知的障害のある人の地域生活を進めたり、
権利を守る内容の本の出版を、一人で行っています。
この10年で、25点の本の出版をしました。

QA「Sプランニング」という社名の由来を教えてください。
私の名前が鈴木なので、鈴木書店でもいいかあな、と
思ったのですが、あまりにもありふれているのでやめました。
Sは鈴木のSで、プランニングは、出版だけではなく、
なんでもできるように、とつけたのですが、
結局、いまのところ出版しかできていません。

QB「Sプランニング」は、
どんなイメージの会社を目指しているのですか?
知的障害のある人が、地域で、障害のない人と同じように、
自由で、豊かな暮らしが送れるようになることを
応援できるような本の出版を目指しています。
というのは、10万人近くの知的障害のある人が、
入所施設で暮らしているという現実があるからです。

QC「Sプランニング」では、
「LLブック」という新しい形態の本を出していると
いうことですが、どんなきっかけで出来た本ですか?
1995年に、フィンランドのオーランド島というところで、
知的障害のある人のための4年に1度の大会「北欧会議」と
いうのがありました。
そこに日本からも知的障害のある本人の方を含め
25人が参加しました。その北欧会議には、
スウェーデンからも参加されていて、
その会場に知的障害のある人向けの、わかりやすい本が
たくさん展示されていたんです。
そのとき私は、障害のある子をもつ親の団体で働いていて、
親向けの機関誌の編集などをしていたのですが、
知的障害のある本人向けの本がある、
ということでびっくりしたわけです。
そこで、それらの本を発行している「LL財団」の人に
話を伺ったりして、また、そこで展示してあった本を
たくさんもらって帰ってきました。
その数年前、1993年くらいだったと思いますが、
日本でも知的障害のある人の本人活動が少しずつ盛んになり、
障害のある人に対する情報提供の大切さが、
関係者の中でも意識されるようになってきました。
そこで、日本でも、同じように知的障害のある人向けの
本を出そう、ということで、初めて親の会でつくったのが、
「ひとりだちするあなたへ」という本でした。
それ以降、毎年1冊ずつ、本人向けの本を発行し、
親の会では15冊〜16冊の本を発行しました。
また、スウェーデンのLL財団の活動にならって、
日本の親の会でも、「ステージ」という
本人向けの新聞も発行するようになりました。
そうした仕事をしていたのですが、10ほど前ですが、
私が50歳になったのを契機にその会を退職し、
自分でSプランニングという出版社をつくったわけです。
現在まで、4冊のLLブックを発行しています。

QD「LLブック」の具体的仕様を教えて下さい。
どんな点が優れているのですか?
読者の対象が主に知的障害のある人なので、
難しいことばの表現などは使わず、イラストや写真を
多く取り入れて、わかりやすく内容を伝えるということを
心がけました。「わかりやすい」といっても、
子ども向けの本ではありません。
あくまで、大人向けの本です。福祉系の本は、
それまで、レイアウトなどにも凝ったものは少なく、
とかく、ダサい本が多かったのですが、
持ち歩いていてもオシャレな本、を目指していました。
といっても、そこがなかなか、むずかしいです。
スウェーデンのLLブックは、とてもたくさんの、
いろんな種類の本が出版されていました。
日本では、出版できる点数も限られていたので、
内容の優先順位から言って、
とにかく教育的なものしか出版できませんでした。

QE現在、「「LLブック」は、どんな種類がありますか?
いくつかご紹介ください。
Sプランニングの発行ということに限らなければ、
これまで出版されたLLブックの内容は、
制度の解説、健康について、
料理、性、
障害の自己認識、などなど。

QF「LLブック」を作るうえで苦労したポイントは何ですか?
苦労話などのエピソードなどあればご紹介ください。
つくるうえ、というより、
なかなか販売につながらないという苦労があります。
スウェーデンのLL財団の本は、政府の補助金によって
つくられていました。日本でも、景気がよかった時期は、
助成団体が、年1冊程度が出版できるほどの
お金の補助が出ていたのですが、
景気がわるくなってくると、それも削られてしましました。
知的障害のある人は、本を買うという習慣もあまりなく、
また、経済的に厳しい人が多いため生活に余裕がない方が
ほとんどです。なので、うちのような民間の零細な会社が
LLブックを出版したとしても、売れなければ、
いずれ行き詰ってしまいます。
LLブックの必要性はあるのでしょうが、
売れないので、なかなか発行自体ができません。
スウェーデンの「LL財団」には、多くの職員がいて、
国も本を出版する予算をつけてくれています。
日本のように、教育的な本ばかりではなく、
余暇の本や娯楽的なものまで、幅広い内容のものが
出されていて、最初に聞いた時にも
年間50点近くもの本を出している、と言っていました。

QG「LLブック」はどうやったら手に入りますか?
Sプランニングの本は、ホームページからお申込みいただけます。
「病院へいこう」
「グループホームで暮らす」
「こわいこともあるけれど」
「ら.クック」

QH「Sプランニング」の歴史の中で
もっとも印象的な出来事は何ですか?
今回のように、新聞紙上でLLブックのことを
取り上げてくださったり、エフエム熊本で、
そのことについて取材いただいたり、ということは、
LLブックのことだけではなく、知的障害のある人の
おかれている現状を、少しでも多くの方に知って
いただけるきっかけになるので、とてもありがたく、
うれしい出来事です。こうした話題に反応して、
響いてくださる方が一人でも増えてくださることを願っています。
「Sプランニング」 オフィシャルサイトhttp://www.s-pla.jp/

以上です【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 00:04
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