第6回素人そば打ち初段位・二段位認定北竜大会、受験者31名・全員合格! [2011年03月07日(Mon)]
2011年3月6日(日)。
北竜町公民館(北海道北竜町)にて「第6回素人そば打ち初段位・二段位認定北竜大会」が「そば食楽部北竜(中村尚一会長)」の主催で行われました。 この大会は、全麺協(全国麺類文化地域間交流推進協議会)の定める段位認定制度に基づく大会です。 そばを通じて仲間づくり、地域づくりを推進し、地域の活性化を図ることを目的としています。 全麺協の発祥の地は、富山県利賀村。 切っ掛けは、1992年(平成4年)8月〜9月に開催された「世界そば博覧会 in 利賀」。この博覧会は「村おこしの集大成」として企画され、世界15か国30市町村が参加。31日間の会期中、13万人の人々が「そばの文化」を体験し、食し、楽しみました。この博覧会を契機に「全麺協」が誕生したのです。 現在の段位認定取得者数は、全国で7,790名です(初段位:3,400名、二段位:2,956名、三段位:1,165名、四段位:254名、五段位:15名)。 第6回素人そば打ち初段位・二段位認定北竜大会 @北竜町公民館(北海道北竜町) 今回、北竜大会での受験者は、初段位17名、二段位14名、合計31名の方々です。 近隣の秩父別町、深川市、滝川市、さらに幌加内町、旭川市、青森県などから参加されました。また、滝川市国際交流員のアメリカ人女性、クーリー・クリスタルさんも参加です。 大会は、午前9時30分より開始。午前中に2組、午後2組の4組に分かれて行われました。 5人の審査員によるの厳正な審査が行われます。 審査基準は次の通りです。 ・制限時間は40分(道具の始末含む)。 ・使用するそば粉の量は、初段位700g(そば粉500g、つなぎ粉200g)、 二段位1,000g(そば粉800g、つなぎ粉200g) ・そばの切り揃え率(そばの幅)は、初段位60%、二段位70% ・そばを持ち上げたときつながっている長さは、初段位20cm位、二段位23cm位 ・打つ姿勢が堂々として、衣服の汚れが少なく、道具の始末などがきちんとしていること そば粉は、北竜産のそばの実を、幌加内町の製粉所で加工されたきめの細かい粉です。 技能面の審査は、そばの4工程である「水回し」「こね・練り」「延し(のばし)」「切り」における基本的な作業とその効率性と、そばの仕上がりなどが評価の対象となります。 最初の「水回し」は、そばづくりの基本で、そばの出来具合の9割が決まるほど重要な作業だそうです。 また「延し」の作業は、鏡出し、丸出し、四つ出し、肉分け、幅出し、本延しに至るまで、常に厚みや形状に最善の注意を払いながら、優しく、丁寧に延していきます。 40分間、張り詰めた空気が会場を包み込み、緊張感が痛いほど伝わってきました。 皆さんの真剣な技の数々に心から感動です。 14時30分からは、丸山勝孝四段(奈井江手打ちそば道光会)の実技指導による模範演技が行われました。質疑応答を交えての素晴らしい実演をみつめる皆さんの真剣な眼差し! 15時30分、閉会式での結果発表。 なんと、皆さん全員合格です。おめでとうございます!(段位認定者名簿はこちら) 素晴らしい!!喜びの歓声です!!!心からお祝い申し上げます。 また、初段位、二段位ともに、成績により各賞が授与されました。副賞として、最優秀賞には、北竜町産ひまわりライス・おぼろづき10kg、優秀賞には、ライス・ななつぼし10kg、優良賞には、同ライス・ななつぼし5kgが贈られました。 ◆ 初段位 最優秀賞:村越俊文さん(手塩町)幌加内そば工房坂本 優秀賞:岡村賢一さん(旭川市)当麻町そば研究会 優良賞:クーリー・クリスタルさん(滝川市)じぞう庵そば塾 ◆二段位 最優秀賞:矢柳禮子さん(旭川市)Aネットそば打ち研究会 優秀賞:野口卓也さん(幌加内町)木下屋 優良賞:高野尚さん(上川町)上川そば打ち愛好会 地域の人々が集い、美味しさと楽しさを味わう「おそば」たちに 大いなる感動と感謝と笑顔をこめて。。。 受験者の皆さん ◆関連記事 ・北竜町産・新そばを楽しむ会(そば食楽部北竜)を満喫 [2010年11月14日(日)] ・北竜町産ひまわりそば「新そばを楽しむ会」が11月14日(日)開催されます! [2010年11月08日(月)] ・藤崎正雄 四段手打ちの新そば [2010年10月06日(水)] ・待ちに待った新そば@第17回北海道幌加内町新そば祭り(北海道幌加内町) [2010年09月05日(日)] ・可憐なそばの花 @そば畑(北海道北竜町) [2010年08月19日(木)] ・「そば食楽部北竜」そば打ち会を見学! [2010年04月09日(金)] ・北竜町産そば粉を使った藤崎四段の手打ちそばは最高!!! [2010年04月01日(木)] ◇ いくこ&のぼる |