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北竜町の雪景色
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有機トマトの栽培がスタート@ファーム トゥモロウ [2011年04月14日(Thu)]
2011年4月11日(月)。

春のあたたかな風が吹き抜けていく今日この頃、ふきのとうがあちこちで芽吹きはじめました。

私達は今年1年、(有)ファームトゥモロウ(代表取締役社長・土居健一)の有機栽培トマトの成長を取材させていただくことになりました。まだ雪深い2月から準備されていた「ファームトゥモロウ」では、3月に入り、トマトの育苗(いくびょう)がスタートしました。


雪がまだ残る3月下旬の畑
雪がまだ残るファームトゥモロウの畑 (2011年3月下旬)



20棟のハウスでは、雪解けを待ちわびて、床土が整備され、育苗の準備が着々と進められています。

トマトの苗およそ15,000鉢、6種類。

 大: 桃太郎、
 中: ティーティー ・ ドルチェ ・ CFドルチェ
 ミニ: ティンカーベル ・ ピンキー

可愛い名前のトマトちゃんたちです。


トマトの苗床ハウス(3月下旬) トマトの苗床(3月下旬)

トマトの苗・側枝(そくし)の2本仕立て
トマトの苗・側枝(そくし)の2本仕立て(撮影:2011年3月28日)

平成23年度計画 2011年度(平成23年度)トマト栽培履歴管理表
2011年度(平成23年度)の計画&トマト栽培履歴管理表



ファームトゥモロウのトマト栽培の特徴は、「断根(だんこん)」と「苗の側枝(そくし)の2本仕立て」です。

断根とは、一度根を切断し、新しい元気な根を発生させること。根の量が多くなると、苗自体が若返り、力強くなり活力が漲ります。

さらに苗の側枝(そくし)を2本仕立てにすることにより、収穫できるトマトの数を倍近くにすることができます。育苗場所、定植や収穫にかかる労力も減らす事ができるのです。


◆鉢上げ

3月25日、苗を鉢上げ用ポットに植える鉢上げが行われました。鉢上げ用ポットの中の土は、地温を保つためにビニールで覆われています。
鉢上げから2週間後に、鉢ずらし。そして、1か月後には、定植が行われるそうです。

◆温度調整

育苗中は、ハウス内の温度が25℃〜30℃に保たれるように、温度調整されます。


トマトの苗床ハウスの準備(3月下旬) トマトの苗床

トマトの苗床 トマトの苗・側枝の2本仕立ても成長
トマトの苗・側枝の2本仕立ても成長 (撮影:2011年4月4日)



◆鉢ずらし

苗の葉が成長し、隣同志の苗の葉が重なり合うようになってきたら、鉢ずらしが行われます。

◆かん水

苗の鉢の表面の乾燥、ハウス内の温度、湿度に注意しながら、水やりをしていきます。

◆苗の成長

苗には、花芽もつきはじめ、茎の根元には、ねずみの尻尾のようなうぶ毛もしっかり生えてきています。

育苗の栽培過程は、トマトの成長を大きく左右する重要なポイント。苗作りにおける、温度管理、水やりの量、肥料調整などなど、毎日が変化の連続であり、自然との対話は新鮮そのものです。
それだけに、難しく、試行錯誤・困難の連続でもあります。

土居さんのお話のひとつひとつから、苦労の大きさが感じられました。


トマトの定植を待つハウス 畑の準備

トラクターも一休み トマトの苗・鉢ずらし前と後
トマトの葉も成長し、鉢ずらしが行われていました (撮影:2011年4月11日)



◆太陽の味・トマト

トマトは、私達の大好きな野菜。真っ赤なトマトはまさに太陽そのもの。

中南米のアンデス高地が原産地のトマト。アンデス高地で生まれ、メキシコで育てられ、地中海沿岸へ渡りました。コロンブス時代は、観賞用として栽培され、その後アメリカへ渡り、食用となったのは18世紀。

トマトは、スイカやメロンと同様、果実的野菜として分類されるほど、フルーティーな野菜です。


真っ赤な果実に秘められてパワーは、100万馬力の抗酸化作用をもつリコピン。

グルタミン酸豊富なトマトは、うまみ成分の王様。

色や形もさまざま。。。その輝きはまるで宝石のよう。。。


イタリアでは「黄金のりんご」、フランスでは「愛のりんご」と呼ばれ、世界中で愛されているトマトさんです。


トマトの苗・側枝の2本仕立ても成長 トマトの苗・花芽
左:成長した側枝の2本仕立て  右:トマトの花芽

トマトの苗・側枝が1本仕立て トマトの苗・ねずみのしっぽのような産毛
  左:1本仕立てのトマト   右:ねずみのしっぽのような産毛
(撮影:2011年4月11日)


太陽の光をたっぷり浴びて、栄養豊かなトマトさん、

その真っ赤な情熱的パワーが、

すべての命に降り注がれますように。。。

大いなる愛と感謝と笑顔をこめて。。。


フキノトウも芽を出していました
フキノトウも芽を出していました (撮影:2011年4月11日)



 いくこ&のぼる


◆ (有)ファームトゥモロウ(代表取締役社長・土居健一)
 〒078−2516
 北海道雨竜郡北竜町字西川31−3
 Tel: 0164−34−2618
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