お木曳行事参加(その2)[2007年05月15日(Tue)]
一夜明け、心配されたお天気も、暑くも無く、寒くもなく、いい塩梅な曇り空・・・4時半に起床して、早朝の散策。まずは、宮域外にある別宮、月夜見宮・・・天照大御神の弟神をお祀りしている月の神様・・・神殿の前に佇む大きな楠に寄り添うと、悠久の時を刻む木の鼓動が体中に伝わってくるようでした。
そこから、神路通りを進み外宮へ。人通りの少ない早朝の参道を歩いていると、冷たく、ぴーんと張り詰めた空気の中に、神聖な、清々しさがビシビシと感じられました。
宿にもどり、日の丸の鉢巻、御揃いの法被、白足袋と白装束に身を包み、いざ、出陣です。
1203名の神領民が心を一つにして、御用材を積んだお木曳車に綱をかけ、約1キロの道のりを捧曳きしていくのです。「エンヤ、エンヤ」の掛け声が、神路の山に木霊するかのように、
声高らかに、町中に響き渡ります。
「ヤットコセー ヨーイヤナー
めでためでたの 若松様は 枝も栄えて 葉の繁る
ハーヨーイトナー ソーリャ ハーリワ アリャリャリャリャ
ヨーイトコ ヨ-イトコセー」
道中歌われる木遺り唄と合いの手の誘導によって、全員の力を結集して、外宮北御門まで曳いていきます。「エンヤ エンヤ」の掛け声とともに、伊勢神領民たちの熱い思いが一気に駆け抜けていきます。ひとつひとつの小さな魂が、たくさん集まって、ひとつの大きな感謝の想いを生み出し、神様へと伝えられていく。言葉で表すことができないほどの、魂のうねりは、実に荘厳なものでした。こんな素晴らしい魂の経験をさせていただいたことを深く感謝いたします。本当に、ありがとうございました。 合掌
午後からは、観光タクシーで、猿田彦神社、金剛證寺、伊雑宮、最後は、天の岩戸神社をまわりました。
猿田彦神社は、自分の道を切り開く「道開き」の聖地。方角を刻んだ八角の石柱「方位石」があり、方位に関して有名な神社。そして、朝熊山の南峰にある古刹・金剛證寺・・・神宮の鬼門を守る内院と定めた聖地。金剛證寺の本堂は、国の重要文化財指定建物。本尊を守る宮殿と柱に9000枚のも金箔が使われている内陣は、眩いばかりの造りです。
そして、最後に訪れた「天の岩戸神社」は高千穂町の中心部より北東約7キロに位置する、天照大御神様が天の岩戸にこもってしまったと伝えられる伝説の神社。川のせせらぎを聞きながら、緑深い木々の中、山道を登っていくこと200m・・・そこに現われた、摩訶不思議な天の岩戸・・・その穴を覗くと、底知れぬ、深い闇が続いていました。地球の、イヤイヤ宇宙の果てまでも続いているのでは・・・・・そこから湧き出ている水は、日本の名水百選にもなっていて、乾いた喉を潤す、それは最高の美味しさでした。
帰りの新幹線の車窓から望む富士さんの姿が、淡いピンクとブルーの色に染められ、「おかえりなさい」とやさしく心癒してくださいました。
20年に一度の日本の魂の継承参加に心振るわせた
ひめ より
そこから、神路通りを進み外宮へ。人通りの少ない早朝の参道を歩いていると、冷たく、ぴーんと張り詰めた空気の中に、神聖な、清々しさがビシビシと感じられました。
宿にもどり、日の丸の鉢巻、御揃いの法被、白足袋と白装束に身を包み、いざ、出陣です。
1203名の神領民が心を一つにして、御用材を積んだお木曳車に綱をかけ、約1キロの道のりを捧曳きしていくのです。「エンヤ、エンヤ」の掛け声が、神路の山に木霊するかのように、
声高らかに、町中に響き渡ります。
「ヤットコセー ヨーイヤナー
めでためでたの 若松様は 枝も栄えて 葉の繁る
ハーヨーイトナー ソーリャ ハーリワ アリャリャリャリャ
ヨーイトコ ヨ-イトコセー」
道中歌われる木遺り唄と合いの手の誘導によって、全員の力を結集して、外宮北御門まで曳いていきます。「エンヤ エンヤ」の掛け声とともに、伊勢神領民たちの熱い思いが一気に駆け抜けていきます。ひとつひとつの小さな魂が、たくさん集まって、ひとつの大きな感謝の想いを生み出し、神様へと伝えられていく。言葉で表すことができないほどの、魂のうねりは、実に荘厳なものでした。こんな素晴らしい魂の経験をさせていただいたことを深く感謝いたします。本当に、ありがとうございました。 合掌
午後からは、観光タクシーで、猿田彦神社、金剛證寺、伊雑宮、最後は、天の岩戸神社をまわりました。
猿田彦神社は、自分の道を切り開く「道開き」の聖地。方角を刻んだ八角の石柱「方位石」があり、方位に関して有名な神社。そして、朝熊山の南峰にある古刹・金剛證寺・・・神宮の鬼門を守る内院と定めた聖地。金剛證寺の本堂は、国の重要文化財指定建物。本尊を守る宮殿と柱に9000枚のも金箔が使われている内陣は、眩いばかりの造りです。
そして、最後に訪れた「天の岩戸神社」は高千穂町の中心部より北東約7キロに位置する、天照大御神様が天の岩戸にこもってしまったと伝えられる伝説の神社。川のせせらぎを聞きながら、緑深い木々の中、山道を登っていくこと200m・・・そこに現われた、摩訶不思議な天の岩戸・・・その穴を覗くと、底知れぬ、深い闇が続いていました。地球の、イヤイヤ宇宙の果てまでも続いているのでは・・・・・そこから湧き出ている水は、日本の名水百選にもなっていて、乾いた喉を潤す、それは最高の美味しさでした。
帰りの新幹線の車窓から望む富士さんの姿が、淡いピンクとブルーの色に染められ、「おかえりなさい」とやさしく心癒してくださいました。
20年に一度の日本の魂の継承参加に心振るわせた
ひめ より
Posted by 寺内郁子 at 15:01 | ┗ 本州・沖縄 | この記事のURL | コメント(0) | いいね 0