望月鶴川(もちづき かくせん)先生「鶴川流花押」教室に魅了! [2009年06月12日(Fri)]
望月鶴川先生「鶴川流花押」教室に主人と一緒に通い始めました。教室は、錦糸町「読売文化センター」です。なんと嬉しいことに最も尊敬する久米繊維工業社長の久米信行さんもご一緒に学んでいます。
「花押」とは、文書の末尾などに書き込み自書(印、サイン)の証とし 姓名の一部、又は特定の文字を草書体にくずしたり、図案化して書いたものが花の形を表していることから 花押と呼ばれているのもで、日本では、平安時代中期(933年坂上経行の花押が初見とされ、公家、武将、僧侶などに多く使用されるようになったそうです。 毎月一回開かれる教室は、文字の歴史、文字文化、字源、写経などを学んでいきながら、日本古来の伝統的アートを通して、日本人の持つ優雅、雅、深遠な心をじっくりと味わっていきます。 実技は、筆と墨で、ひとつの文字において楷書、行書、草書、隷書等を描いていきます。そのときの筆の動きは、無念無想、概念や形に囚われることなく、心を「無」にして、心の赴くまま、時に強く、時に優しく、さらに、時間が止まりそうなくらいゆっくりと、時にすばやく・・・絵を描くように、ひとつの芸術作品を創造するかのように・・・・・ 望月先生のお言葉に「百里の道は99里をもって半ばとする。1里を以っても半ばである。最後の一里が大切である。ならば最初の一里もしかり・・・つまり最初の一歩さえ踏み出せば、半ばを歩んだこととなる・・・最初の一歩さえ踏み出せば、どんな道も開け、歩んでいくことができる」・・・・・このことばこそ、すべての物事における真髄です。 望月先生は、笑顔が穏やかで、優しさに溢れた方です。少年ラグビーのコーチを20年以上続けられていて、また毎日水泳で体を鍛えていらっしゃるスポーツマンです。1947年生まれの62歳、勉強に運動に、さらに人との結びつきにおいて、人生を目一杯楽しんでいらっしゃいます。素晴らしい人格者であることを示す光で満ち溢れているとても素敵な方です。 こんなに素晴らしい先生の門下生として学ぶことができる幸せをしみじみと実感しております。本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。 あるがまま、心のままに、型や概念に囚われることなく、 優しい、穏やかな心を持って、魂に導かれるがごとく・・・ 絵を描くような筆使いで、自分自身の魂を表現する「花押」を学んでいきたいと思います。 ありがとうございます。 いくこ拝 |