大手マスメディアでは報道されていないようですが、昨日池袋のサンシャインの58階で100人以上の乱闘騒ぎが起き警察が出動していました。
喧嘩騒ぎしていた人たちはチャーニーズドラゴンという準暴力団体の反社組織です。
チャイニーズドラゴンは中国残留孤児の帰国時の2世の中から生まれた反社組織と言われています。
昨日の大乱闘についてはSNSなどで拡散されていますのでそちらの方が詳しい情報が流れていますが、すこしチャイニーズドラゴンが生まれた背景から派生して少し歴史にまで言及してみたいと思います。
中国東北部と現在呼ばれている地域が歴史上で漢民族の支配下になったのは1949年に中華人民共和国が生まれるまで歴史上ありませんでした。
それ以前に理解していなければならない事として「漢民族」が中国で統一王朝を作り上げたのは「漢」と「明」の王朝だけです。
そして「漢」も「明」も現在の中国東北部を領土として持っていませんでした。
随や唐はウィグル人による征服王朝であり、元はモンゴル人による征服王朝です。そして清は女真族による征服王朝でした。
その女真族の皇帝を立て生まれた国が現在の中国東北部にあった満州国でした。
この満州国には多くの日本人も開拓民として移住していました。
この満州国は日本の敗戦と同時にロシア軍に侵攻されます。日本人は陵辱され殺されるのを逃れるために日本へ帰国しようと逃げました。
その時に帰国できるかどうか分からない旅ではなく現地人に多くの子供たちが預けられ養子として預けられました。
この人々を「残留孤児」と呼びます。残留孤児の年齢は1945年の敗戦当時の子供達です。今では75歳から90歳ぐらいの年齢の世代です。
日本人の子供の養子は当時は非常に人気がありました。なぜなら日本人は満州で働き者として認識されていました。
その働き者の日本人の孤児を養子とすると親孝行として子供が成人すると親を助けてくれると思われ喜んで向かい入れられたそうです。
そして30年ほど経ち日中国交正常化で日本と中華人民共和国が国交を結ぶことになります。
そして1970年代から80年代に向け残留孤児の帰国事業が行われます。
戦後の子供たちは30歳から45歳になっています。その中で昔の記憶や残された遺品などをたよりに多くの残留孤児が日本に帰国しました。
当然、既に家族を持っていた人は家族と一緒に日本に帰国しました。帰国しなかった人も日本にいる親族からの仕送りで中国での生活を豊かにしていきました。
さて、日本は既に壊れていますが中国は家族社会であり社会保障は国ではなく一族の中で出世した人物に親戚中が養われるというのが伝統です。
当時の社会は日本は世界第2位の経済大国でした。既にフランスもイギリスも抜いて高度経済成長を終えて世界2位の経済大国でした。
そして当時の中華人民共和国は世界最貧民国の中の一つでした。中国統一後の大躍進政策の失敗、その後の文化大革命と社会は混乱を続け、やっと文化大革命が終わったばかりの貧民国です。
そして当時はDNA鑑定という化学的な身内の証明方法もありませんでした。
そこに残留孤児の帰国事業が開始されたのです。微かな日本語を覚えて日本に帰国した残留孤児もいました。しかし、遺品や昔話を聞いていた周りの家で日本人になり代わり残留孤児のふりをして日本に帰国した「偽物」の残留孤児も大勢いました。
現在の調査でDNA検査により多くの残留孤児が血のつながりのない孤児だったことが判明していますが当時は判別方法などありません。
そして当時の中国の農民が日本に帰国できるという切符は宝くじで1億円が当たったかのようなプラチナチケットでした。
このプラチナチケットを得ようと残留孤児に成り済まし日本人になった人も大勢混ざっていたのです。
さて、日本に家族ごと入国が許され生活も許された人々の生活は決して豊かではありません。最貧国から経済大国に移住しても努力しないと生活は向上しません。
まして言葉の通じない国です。その帰国者の子供の世代が半グレして反社勢力として広がったのが1980年代以降です。
それから2000年代になり暴走族のような半グレから準暴力団として組織は拡大していきます。
昨日、サンシャインの58階で百人以上で大暴れした事は地上波では取り上げられていないようですが、これが現在のマスコミです。全くカオスな第乱闘をマスコミは報道などしません。
ゲームの龍が如く以上のノンフィクションを伝えないのがマスコミです。このニュースもSNSで流していると「陰謀論」のレッテルで一笑にふされるのかもしれません。
日本語には「帰化人」と「渡来人」という二つの言葉があります。
「帰化人」とは日本の価値観に従い日本人となることを選んだ人たちです。日本人となった理由は日本の文化や伝統などを尊びその価値観に従うためです。
「渡来人」は日本の価値観などではなく経済的なメリットや政治的メリットの恩恵を天秤にかけ利益のために日本人となることを選んだ人たちです。
「帰化人」と「渡来人」は日本人になる目的も、そして日本人となった後の行動も真逆です。
そして現在、多くの渡来人が日本で問題を起こしていますが、日本人には厳しいマスコミは「渡来人」が引き起こした社会問題には寛容です。
さて、少し歴史を遡りますが「菅原道真」が広く民衆に愛された政治家で偉人となった理由もこの「帰化人」と「渡来人」問題です。
菅原道真は天神様です。藤原氏により失脚された後に藤原氏に祟りが起きた事により祟りを払うために学問の神様として祀られたと広く言われていますが、それは庶民が菅原道真を尊敬しており、それを失脚させた当時の権力者の藤原氏をよく思っていなかったからです。
菅原道真が広く民衆の人望を得ていたからこそ、失脚後に藤原氏で起きた不幸を「祟り」だと民衆が言いふらしたのです。
この菅原道真が広く民衆に慕われた原因が「渡来人」問題の解決です。当時、遣唐使により多くの人々が唐に派遣されましたが、それ以上に船の大きさも、規模も、そして回数も多く行われていたのが「遣日使」です。
菅原道真は「遣唐使」を廃止した人物として教科書に載っていますが、庶民が菅原道真を支持していたのは「遣日使」の廃止です。
「遣唐使」を廃止と同時に「遣日使」も廃止したのです。つまり今風に言えば中国との国交を停止したという事です。
平和ボケの平安時代、軍どころか警察も穢れだと治安維持活動が劣化していた社会で渡来人による暴力事件が社会問題化していました。この問題を「遣唐使」を廃止という国交停止により治安回復させる判断をしたのが菅原道真であり、だからこそ死後に天神様として庶民は信仰を支えたのです。
日本人に国籍を変え日本に貢献する人々を帰化人、そして日本人の国籍を得て反社として混乱させるのが「渡来人」です。
そして昨日の事件は刑務所から出所した犯罪者の出所パーティの場で起きた団乱闘事件です。現在の渡来人問題です。
マスコミはこのニュースはマイナー報道をして大きくは取り扱わないのだと思いますが、日本の社会は一般人も出入りする有名ビルのワンフロアで渡来人による百人規模の第乱闘が起きるほど治安が悪化しているのです。
遣唐使の廃止、遣日使の廃止は大きな政治判断です。遣唐使、遣日使による経済的恩恵の利権により富を得ていた藤原氏は菅原道真を無実の罪に陥れ失脚させました。
しかし治安を取り戻した菅原道真を庶民は死後も慕い続け天神様として祀りあげました。
現在の日本は平安時代の日本の様に平和ボケが起きています。渡来人問題が起きている現在、中国との経済恩恵を得ている人々は当時の藤原氏の様に日本お庶民の治安や生活より自身の利益の為に政治圧力を行使しています。
現代の天神様候補の一人だった安倍晋三元総理は凶弾に倒れ暗殺されました。安倍晋三元総理の人気は天神様信仰の日本人の信仰心でした。
与党、野党問わず保守政治家への期待は現代の天神様の登場を願う庶民の願いなのではないでしょうか。
そして当時の藤原氏の様に庶民よりも利権を優先し庶民の為の政治家を失脚させてきたのも権力者なのです。
1000年前も現在も科学技術が進歩しても人の心はあまり変わらないのだと思います。
昨日のニュースを聞き、その様に感じました。
−上野氏−